4: すれ違いが起こらないポイントは境界線

プレゼントが喜ばれず溝が生まれてしまうというすれ違いはよく聞きますが、たいていは贈った側が相手の反応に過度な期待や理想を持っており、それが叶わなかったことでネガティブな感情を持ってしまうのが原因です。

贈られた側は自分の考えるつながりを今後は維持できないと感じ、離れることで諦めているのも見ます。

反対に、意図しないものを贈られてもその後のつながりに変化がない人たちもいます。その違いは「そういうこともあるのが当たり前」だと了解する姿勢です。

そのプレゼントが好きなのは自分であって相手がどうかはわからない、だから期待通りに受け止めてもらえなくても「仕方ない」、相手を責める気持ちが起こらないのは好みが違うことが自分を否定しているとはならないから。

自分と相手が違う人間なら「同じでない部分」があるのは当たり前で、合わないところは「置いておく」で終われます。

境界線を引けているので無茶な期待や理想を持たず、相手の在り方そのものを受け止める器があるのを感じます。

そして、違うからこそ「合う部分」を大事にしたい気持ちがあり、そこに集中するので「意図しないプレゼント」に関係が左右されないのですね。