mihimaru GTのmiyake

11月1日に公開された映画『スティーブ・ジョブズ』。稀代のカリスマ経営者として知られる天才の素顔に迫った話題作だ。そんな本作を観て「励まされました」と語るのは、無類のアップル好きでもあるミュージシャン、mihimaru GTのmiyakeだ。デビューから10周年となる今年、mihimaru GTとしての活動休止を発表したmiyakeは、『スティーブ・ジョブズ』を観て何を思うのだろうか。

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中学生の頃からアップルユーザーだったというmiyake。Performa588から始まり、G3、G4、G5、MacPro、iMacと、今日に至るまでずっとアップル製品を使い続けてきた。そんなmiyakeはアップル製品について「アートだと思います」と述べる。「音楽業界にはWindowsを使っている人もいて、僕も触ったことはあります。だけど、Macを持つ喜びやステータスはWindowsにはない。クリエイターはちょっとしたところから感動を得て形にしていく仕事。普段から触れるものもモチベーションに関わってきます」。

ユーザーとしてだけでなく、クリエイターとしてもジョブズに共感するところは大きい。「ジョブズは四面楚歌でも自分の世界観を貫き通せる人。そういうところは自分も見習わなきゃって思います。mihimaru GTをやっていて、ジョブズみたいな人と出会ったこともあるんですが、そういう人から学ぶものって大きいんですよね」。

本作で改めてスティーブ・ジョブスという人物の人生に触れたmiyake。観終わった今、本作の感想を聞くと「励まされる映画ですね」という答えが返ってきた。「歌や言葉、どんなものよりも元気を与えてくれる応援ムービーです。経営者やクリエイターなど、ものを作る仕事の人は感動が大きいんじゃないでしょうか」。

今年で活動休止となるmihimaru GT。来年からは次のステージへと進むmiyakeにとって、『スティーブ・ジョブズ』は何よりの激励となったようだ。

『スティーブ・ジョブズ』
公開中

文:山田井ユウキ