左から、山田裕貴、佐々部清監督、大塚千弘、本広克行監督、小橋めぐみ、マキタスポーツ、相澤侑我、月川翔監督 左から、山田裕貴、佐々部清監督、大塚千弘、本広克行監督、小橋めぐみ、マキタスポーツ、相澤侑我、月川翔監督

著名な映画監督がオリジナル作品を撮り、YouTube上で無料公開する「ネスレシアター on YouTube」が11月14日スタートした。この日は、公開に合わせて都内でイベントが行われ、配信をスタートした、『半落ち』の佐々部清監督、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督、12月10日に公開予定の月川翔監督が登場した。

佐々部監督は、15年ぶりに映画を撮る伝説の映画監督を主人公に、映画制作に携わる人々を描く『ゾウを撫でる』を公開。「1章8分間からなるショートストーリーを9本作った。最終的には、劇場公開を目指しています。9本に加えて最後に隠し最終章があって、全部つながると95分の作品になる。(YouTubeと映画館のファン)両方のニーズに応えるのがプロの仕事だと思っている」と話す。本広監督は自身が高校時代に経験したバイク事故を題材に『Regret』を制作。「10メートルぐらい飛んで、完全に死んだと思った。その時に、1秒遅ければ事故にあわなかったのに、あの時靴を右から履いていればよかったのかなとか、様々な思いが駆け巡った」と話し、その時見た風景が「映像を目指すきっかけになった」という。

月川作品は、売れない音楽家が幽霊バンド歌舞伎Xに出会って生まれ変わる姿を描く『ゴーストバンド』。12月末までに月川作品を含め計5作を公開予定。2014年1月以降も順次作品の公開を計画中という。なお、イベントには3作品の出演者も出席。『ゾウを撫でる』の山田裕貴、大塚千弘、『Regret』の小橋めぐみ、『ゴーストバンド』のマキタスポーツ、相澤侑我が顔を揃えた。