視聴率3.1%である意味話題!? 川口春奈主演『夫のカノジョ』の“強み”をあえて分析

2013.11.20 10:30

初回から視聴率4.7%と低いスタートを切り、第4話ではついに3.1%まで下がってしまったTVドラマ『夫のカノジョ』。今回は、ある意味で注目を浴びているこのドラマが本当に見るに値しないものなのかどうか、検証してみることにしよう。

公式サイトより

前作に続き高視聴率をマークしている米倉涼子主演の『Doctor-X』、堺雅人のエキセントリックな演技と古沢良太の質の高い脚本で見応えのある『リーガルハイ』など、今期のドラマも話題が尽きない。

しかし、別の意味で注目されているドラマもある。
それが、視聴率4%を切ったTBS系木曜9時の『夫のカノジョ』だ。

初回から4.7%と低いスタートだったのだが、第3話で3.7%を記録し、第4話ではついに3.1%まで下がってしまった(ビデオリサーチ社調べ・関東地区)。ここまで低いと、逆にどんなドラマなんだと興味がわくんじゃないだろうか? 

というわけで、今回はこの『夫のカノジョ』が本当に見るに値しないドラマなのかどうか、検証してみることにしよう。

 

『転校生』でお馴染みの入れ替わりドラマ

『夫のカノジョ』は、他の人物と中身が入れ替わってしまう、いわゆる入れ替わりドラマだ。

川口春奈が演じているのが山岸星美という20歳の派遣社員。鈴木砂羽が演じているのが小松原菱子という39歳の主婦。夫が浮気しているのではないかと疑った菱子が、星見に夫と別れてくれと頼んでいるときに謎の老婆が現れ、2人の中身を入れ替えてしまうところから物語はスタートしている。

この入れ替わりというジャンルは昔からあって、日本でいちばん有名なのは、やはり1982年に公開された大林宣彦監督の映画『転校生』だろう。

当時まだ17歳だった尾美としのりと小林聡美が中学3年生の男女を演じ、その2人の心と身体が入れ替わってしまう内容だった。入れ替わってしまうキッカケとなる神社の石段を転げ落ちるシーンはあまりにも有名で、入れ替わりといえば石段落ちというイメージがこの作品によって定着した。

映画『転校生』の原作は、山中恒の「おれがあいつであいつがおれで」という児童文学なのだが、この本を原作としたドラマはその後もいくつか作られた。

1985年に石野陽子(現・いしのようこ)と松野達也(現・松野太紀)が共演した『転校生!おれがあいつであいつがおれで』、1992年に観月ありさといしだ壱成が共演した『放課後』、2002年に吉澤ひとみと勝地涼が共演した『おれがあいつであいつがおれで』などがそうだ。

とくにフジテレビの「ボクたちのドラマシリーズ」で放送された『放課後』は印象深く、じつは男っぽかった観月ありさと中性的な魅力があったいしだ壱成の入れ替わりは、その設定を十分に納得させるものだった。

個性的でファンタジックな星護の演出もハマっていて、ガーゴイル像やP's Dinerなど、当時の星護作品ではお馴染みのセットもこの作品には登場している。ちなみに、この『放課後』での入れ替わりは、2人がいっしょに感電したときに起こるという設定だった。

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