出場46校のキャプテンが集結。この頂点に立つのは果たして!? 出場46校のキャプテンが集結。この頂点に立つのは果たして!?

冬の風物詩『第92回全国高校サッカー選手権大会』。全国4166校の頂点を決める本大会の組み合わせ抽選会が、11月18日に都内で実施された。今年は12月30日(月)に開幕。東京・国立競技場で行われる開幕カードは、2年ぶりの出場となる國学院久我山(東京B)と15年ぶりに全国の切符を手にした熊本国府(熊本)に決定した。

第92回全国高校サッカー選手権大会 開催情報

また、夏のインターハイ優勝校である市立船橋(千葉)は中津東(大分)と、昨年準優勝校である京都橘(京都)は藤枝東(静岡)と激突。どちらも目が離せないカードだ。

初戦でいきなり夏の王者と戦うことになった中津東の主将・榎木祥之は、「(対戦相手が市立船橋と決まり)とてもビックリしたけれど、チャレンジャーとして全力でプレーをし、まずは初戦を突破できるように頑張りたい」。

受けて立つ市立船橋の磐瀬剛主将は、目標は「全国優勝」と力強く答え、「市船の伝統である堅守速攻+攻撃的なサッカーをしたい」とキッパリ。さらに「最後となる国立で優勝して『市船は強い』ということを誇示したい」と続けた。

また、昨年同大会であと一歩頂点に届かなかった京都橘の主将・小屋松知哉は、今年のチームについて「攻守にわたってバランスが取れている。ひとりひとりがしっかりと役割を果たして“全員サッカー”を目指せるいいチーム」と語る。「去年は決勝で悔しい思いをしているので、全国制覇目指して一戦一戦サッカーを楽しんでいきたい」とリベンジを誓った。京都橘は、U-18代表で前大会得点王である小屋松をはじめ、昨年の出場メンバーが数多く在籍。V候補であることは間違いない。

一方、初戦の相手となる藤枝東・大村海太主将は、「対戦相手に関係なく、自分たちのサッカーをしたい。今年は前線に攻撃力のある選手がそろっているので、その選手を活かすパスで相手を崩していきたい」と必勝を期す。

選手宣誓は抽選の結果、神戸弘陵学園(兵庫)の主将・湯川彗太に決定。

なお、岐阜と福岡の2県は決勝戦が今週末に行われるため代表校は未定。出場する全48校が出そろうのは11月24日(日)となる。

1回戦の主なカードは、日章学園(宮崎)×桐生第一(群馬)、米子北(鳥取)×青森山田(青森)、四日市中央工(三重)×矢板中央(栃木)、高知商(高知)×桐光学園(神奈川)、星陵(石川)×一条(奈良)、立正大淞南(島根)×水戸啓明(茨城)、神戸弘陵学園(兵庫)×札幌大谷(北海道)など。

決勝は改修前最後となる国立競技場。2014年1月13日(月・祝)、栄冠を手にするのは……。チケットは11月19日(火)より一般発売。