『2017-18 B1リーグ戦』終盤戦、このタイトな連戦が川崎ブレイブサンダースの正念場となる。3月24日・25日の栃木ブレックスとの第24節、28日の千葉ジェッツとの第25節を1勝2敗で終えた川崎が、30日(金)・31日(土)の第26節で東地区首位のアルバルク東京を迎え撃つのだ。

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川崎はここまで32勝15敗、A東京、千葉と3ゲーム差の東地区3位に位置する。中地区は早々にシーホース三河が連覇を決め、西地区も琉球ゴールデンキングスが2位に6ゲーム差をつけている。東地区のみが上位3チームが3ゲーム差内にひしめいているのだ。だが、今週末、川崎がA東京に連敗を喫すると、東地区優勝戦線から脱落することになる。できれば連勝、最低でも1勝1敗のイーブンで追走したい。

第25節、川崎はふたつの顔を見せた。

川崎は試合の入りから積極的かつスピーディーにボールを回す。インサイド・アウトで千葉のディフェンスをはがし、リングに嫌われてもオフェンスリバウンドで好機を逃さない。ニック・ファジーカスが3本の3ポイントシュートを決めれば、ジョシュ・デービスも3オフェンスリバウンドに6得点のフルスロットル。第1Qは川崎が28-18と突き放した。

だが、第2Qに入るとオン・ザ・コート(コートに立てる外国籍選手の人数)「2」の千葉に対し、「1」の川崎はサイズの不利を跳ね返せず。千葉得意の高速オフェンスにさらされ、39-44と逆転を許したのだった。

両チームともオン・ザ・コート「1」となった第3Qも、千葉のトラジションオフェンスは止められず。第2Qに温存された富樫勇樹が15点と爆発し、58-76と勝負を決められた。終わってみれば78-97の完敗、千葉の堅守速攻にやられたのだった。

川崎の課題はオン・ザ・コート「1」の戦い方にある。この日のオン・ザ・コート「2」の合計スコアは48-39、「1」のスコアは30-58と言えば、結果は明白だ。

北卓也HCも「追い上げる展開でのオン・ザ・コート『1』の時に差がつくのが課題。そこでいかに点を取るか。今日は焦る気持ちから間を作れず、スペーシングがぐちゃぐちゃになってしまった。金・土曜にはA東京戦がある。課題をしっかり解消したい」と次戦での修正を誓った。

3月3日・4日に新潟アルビレックスBBに連敗し、リズムを崩しかけたものの、その後6勝1敗と軌道修正したA東京に対し、川崎は切り替えの早さを見せることができるのか。川崎×A東京は3月30日(金)・31日(土)・川崎市とどろきアリーナにてティップオフ。両日とも非売品の“挑戦”Tシャツ、asicsオリジナル“篠山ひも”をプレゼント。30日(金)にはラグビー日本代表のリーチ マイケルがゲスト登場する。チケット発売中。