DMM.comの広告表示。リフレッシュレート「120Hz駆動」は、「60Hz駆動」の誤りだった

消費者庁は3月29日、UPQとDMM.comが販売した液晶ディスプレイの広告表示について、景品表示法に違反する内容があったとして、両社に対し再発防止を求める措置命令を出した。

対象になった製品は、UPQが販売した4K液晶ディスプレイ「Q-display 4K50」「Q-display 4K50X」「Q-display 4K65」と、DMMが販売した4K液晶ディスプレイ「DMM.make 50インチ 4Kディスプレイ」「DMM.make 65インチ 4Kディスプレイ」の計5機種。

いずれも、1秒間に60フレームで構成される映像を1秒間に120フレームで構成される映像にして映し出す機能を搭載しているかのように表記していたが、実際には搭載していなかった。

UPQは2017年4月7日にリフレッシュレートの誤表記について消費者庁表示対策課に自主申告していた。12日には同社ホームページに「UPQ ディスプレイ製品3機種のリフレッシュレート表記の誤りについてのお詫びとお知らせ」を掲載し、キャッシュバックで対応していた。

その後、約1年間の調査を経て、「優良誤認を与える表示である」と判断され、今回の是正措置命令を受けた。今後の対応としては、全国紙の新聞2紙でのお詫びと周知、1か月間の同社ホームページでのお詫びと周知を実施するという。