初恋とその後の恋愛の違いとは?

筆者は2万人以上のワーキングウーマンの恋愛や婚活、結婚を取材していますが、「恋の相手は初恋の人と同じタイプ」とか、「初恋の人とそっくりな男性と結婚した」ということを一度も聞いたことがありません。

初恋というのは、この世界のことを何も知らないときに「好き」という感情が湧き出るため、無垢な頃の自分を象徴するものです。

成長していくうちに“社会”を知り、社会の中で自分の居場所を探しているうちに、価値観や美意識、考え方、生活のリズムがぴったりの人に惹かれ、恋をして、中には結婚に至ったりします。

一方、初恋は、価値観や美意識や考え方やリズムといった、カップルが一緒に生きていくために必要な要素とまるで無関係だから、初恋から結婚に至るのが少ないのです。

でも心の中で、初恋で味わった無垢で甘酸っぱい感覚を懐かしいと感じているなら、ひょっとしたら無意識のうちに、初恋の感覚を求めているのかもしれません。