アニークリスマスコンサート (C)NTV アニークリスマスコンサート (C)NTV

ミュージカル『アニー』のキャストが贈る恒例の「クリスマスコンサート」が、12月21日・22日の2日間にわたり開催された。今回は、2012年・2013年に出演したアニーら子どもたちのキャストが中心となりコンサートを行った。

ステージに煌めく大きなクリスマスツリーのたもとで演奏する「ニューディール・オーケストラ」が華々しくオープニングを告げると、客席後方から子どもたちが元気良くステージへと駆け上がった。アニー、孤児、ストリートチャイルド、タップキッズら50名を超える子どもたちによる代表曲「Tomorrow」でコンサートは幕を開けた。

今年で28年目を迎えたロングランミュージカル『アニー』。クリスマスコンサートもこれで15回目となる。今年のコンサートは、「老朽化」により世界をひとりで回るのが困難になったサンタが、東西南北に分かれてプレゼントを配るところから物語が始まる。しかし、南のサンタがいなくなったことで3人のサンタは自信を失くしてしまう。アニーら子どもたちはトナカイと協力し、サンタを立ち直らせようとする。

『アニー』でお馴染みの「It's the Hard Knock Life」や「You're Never Fully Dressed Without a smile」などで子どもたちがサンタを導き、徐々に元気を取り戻していく。「It's the most wonderful time of the year」では全キャストで世の中のすばらしさを歌とダンスで表現し、ネオンが輝くニューヨークに舞台を変えた「N.Y.C」では、タキシードに身を包んだタップキッズたちがラインダンスなど息の合ったダンスで魅せ、会場は拍手喝采となった。

聖歌隊の衣装に着替えた子どもたちによる「星に願いを」からスタートしたクリスマスメドレーは、「赤鼻のトナカイ」で子どもたちがサンタの姿に。「みなさんがステキなクリスマスを過ごせますように」と願いを込めた「Merry Christmas Everyone」では、子どもたちが客席まで下りて行き、歌詞にあわせてお客さんと握手をして回った。会場には笑顔が溢れた。

『アニー』の新キャストが初お披露目されることも恒例となっており、約9,000名の応募者の中から2014年のアニー役に選ばれた國分亜沙妃(11歳)と吉井乃歌(10歳)を始めとする28名の子どもたちもステージに登場。最後は、新旧3世代のキャストで「Tomorrow」を披露しコンサートを締めくくった。

ミュージカル『アニー』は、2014年4月26日(土)から5月11日(日)まで東京・青山劇場で上演される。