(C)2014『蒼の乱』/ヴィレッヂ・劇団新感線  撮影:野波浩 (C)2014『蒼の乱』/ヴィレッヂ・劇団新感線  撮影:野波浩

劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎の新作『蒼の乱』が来春上演される。出演は新感線の舞台は4年ぶり3度目となる天海祐希と今回が初参加となる松山ケンイチ。ほかに、劇団には3度目の出演となる早乙女太一、初参加となる平幹二朗らが出演する。

劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎『蒼の乱』チケット情報

劇団の本公演としては前回の『ZIPANG PUNK ~五右衛門ロックⅢ』から1年半ぶり。作品は日本の三大怨霊のひとり平将門を題材にした中島かずきの書き下ろしだ。日本の平安時代をイメージした架空の国を舞台に、渡来衆を束ねる女の長・蒼真(そうま/天海祐希)と坂東武者・将門小次郎(松山ケンイチ)が運命的な出会いを果たし、新たな国作りへと踏み出していく姿を描く。

公演決定にあたり、演出のいのうえひでのりは「スケールの大きい役を演じられるのは天海さんしかいないと思っています。いつものかっこよくて男っぷりのいい女っぷりを見せて欲しいです。コスチュームプレイで彼女の持つゴージャスさをストレートに表現できるのは新感線だけだと思っているので(笑)、往年のファンの方にも喜んでいただける作品になると思います。 松山さんは以前からいつかご一緒したいと思っていたので、ようやくタイミングが合いました。今回の将門小次郎役は、ピュアで荒削りで朴訥とした役になると思います。この作品を引っ張る原動力になる役なので、劇団☆新感線の漫画っぽい、人物がデフォルメされた雰囲気を明確に出してもらえれば、相当魅力的なキャラクターになると思います」。

天海祐希は「4年ぶり3回目の劇団☆新感線への出演となりますが、「出たい出たい」といい続けていたので、今回実現して「ヤッター!」としか言いようがないです。松山さんとはドラマや映画での共演はありますが、舞台でははじめて。舞台上では引っ張っていただきつつ、時に私も引っ張っていけたらと思います。いのうえさんの演出で中島かずきさんのセリフを話せるという作り上げる喜びを感じながら、お客様にも楽しんでいただけるようにがんばります」。

松山ケンイチは「劇団☆新感線とは、いつか機会があったら絶対やらせて頂きたいと思ってました。出演が決まった時はまだ台本がなかったのですが、できあがった台本を見て、自分が大河ドラマで演じていた平清盛の前の世代の平将門を扱った内容だったので、なんという巡りあわせなんだと驚きました。平清盛で学んだことを存分に活かしながら、自由で、大地や自然を愛し何も傷つけない、精神的な強さをしっかり表現できればと思います。天海祐希さんとは今回がっつり共演するので、圧倒的な存在感に負けないように演じられればと思います」と、それぞれ語っている。

公演は3月27日(木)から4月26日(土)まで東京・東急シアターオーブにて。チケットの一般発売は2月1日(土)午前10時より。チケットぴあでは、いち早プレリザーブを受付中、プレリザーブを12月28日(土)午前11時より受付スタート。