会見より。前列左から、岸谷五朗、中村雅俊、寺脇康文。後列左から、湖月わたる、山本裕典、宮澤佐江、佐藤江梨子 会見より。前列左から、岸谷五朗、中村雅俊、寺脇康文。後列左から、湖月わたる、山本裕典、宮澤佐江、佐藤江梨子

岸谷五朗と寺脇康文が主宰する演劇ユニット地球ゴージャスの新作『クザリアーナの翼』が1月8日(水)、東京・赤坂ACTシアターで開幕する。初日前日の7日には舞台稽古を公開、出演者による会見も行われ、中村雅俊、風間俊介、山本裕典、宮澤佐江(SNH48)、佐藤江梨子、湖月わたる、岸谷五朗、寺脇康文が顔を揃えた。

地球ゴージャスプロデュース公演『クザリアーナの翼』チケット情報

四つの階級に縛られた架空の国「ジャメーリア」を舞台に、それぞれの運命に逆らって必死で生きる人間たちを描く作品。岸谷は「地球ゴージャスらしいエンターテイメント作品に仕上がりました。鬼気迫るアクションや40名のダンス、歌を結集しましてひとつの大きな固まりにしてお客様へお届けします」とアピール。地球ゴージャスは今年で結成20周年。岸谷は「20周年で13作品目なんですよね。僕らにとって通過点で、もっともっと先にやりたいものがありますが、素晴らしい通過点にしたいと思います」。寺脇は「一作一作、山を作っていった感がありますね。今回もまた山を越えて、山から見える景色を見たいですね」と話した。

出演者たちも口々に舞台の手応えを語った。絶対権力を振りかざす皇帝クエーサーを演じる中村は「やるべき事はやって、非常に手応えを感じてます。明日本番になりますが、さらにどんどん進化している舞台じゃないかと思う」。最下層民の少年ガンクツを演じる風間は「自分でびっくりしてます。傑作が出来上がりました。本当に面白いと思える舞台に出られて幸せです」。ガンクツの妹と軍国民の元帥、二役を演じる湖月は「念願の地球ゴージャスの舞台に挑戦できて大変うれしく思っています。宝塚ばりの早替えでお客様をあっと驚かせたい」。全ての兵士から怖れられるギゼル大佐役の山本は「本当にチームワークのいいユニット。自分にできる精一杯を全うできれば」。少年のような少女コルリを演じるのは宮澤。本格的な舞台は今回が初挑戦。「地球ゴージャスさんの前回の舞台『海盗セブン』を拝見して、いつかこの舞台に出たいなと思っていました。今現実になっていることが夢のようです。すごく緊張していますがすごく楽しみ。一生懸命がんばります」。最下層民ながら国随一の美女イグレット役の佐藤は「緊張してガクガクしていますが、明日の本番は怪我のないように。たくさんのお客さんに見て欲しい」とコメントした。

また、先頃AKB48“卒業”を発表した大島優子についてコメントを求められた、宮澤は「さみしさはもうありません。AKB48を卒業してから大島優子がソロでやっていく姿も何となく想像できるので。AKB48グループでは大島優子の背中を見ながら頑張ってきたので、この舞台を優子に見てもらって、優子の背中を押すことができたらいいな」とエールを贈った。

公演は1月8日(水)から2月20日(木)まで東京・赤坂ACTシアター、2月26日(水)から愛知県芸術劇場 大ホール、3月7日(金)から福岡・キャナルシティ劇場、3月18日(火)から大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。福岡公演の一般発売は1月11日(土)午前10時より。その他の公演チケットは発売中。