マシュー・マコノヒーが演技派に変身

2014.1.17 11:21配信
『ダラス・バイヤーズクラブ』 (C)2013 Dallas Buyers Club, LLC. All Right

マシュー・マコノヒーが生まれ変わった。ロマンチックコメディや娯楽アクションなど軽い映画専門だった彼の変革が目立ち出したのは、昨年のこと。『MUD -マッド-』『ペーパーボーイ 真夏の引力』が昨年のカンヌ映画祭に出品され、『マジック・マイク』『キラー・スナイパー』で今年のインディペンデント・スピリット賞にノミネートされるなど、批評家に注目される存在になった彼は、現在北米公開中の主演作『ダラス・バイヤーズ・クラブ』で、キャリア初のオスカー候補入りの可能性がささやかれている。それどころか、助演を務める『ウルフ・オブ・ウォールストリート』とダブルノミネートのチャンスもありそうなのだ。キャリアの方向性が変わったのは意識的な選択だったと、マコノヒーは認める。

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「5年ほど前から、手元に届く脚本を見ては、前にやったことの繰り返しだなと感じていた。それで、ノーと言い続けてきたのさ。おかげで、仕事をしない状況がしばらく続いたが、“これだ”と思うものが来るまで、それでもいいと思った。何かを大きく変えたかったんだよ。そうやって我慢強く待ち続けたら、願っていたようなものが訪れ始めたというわけ。『MUD…』はジェフ・ニコルズ監督が10年ほど前に書いた情熱作。いざ実現するとなった時、彼は僕に声をかけてくれたんだ。そして『マジック・マイク』に出ないかとスティーヴン・ソダーバーグがオファーをくれた。こういう映画に出るためには自分から追いかけないとだめなのかと思っていたのに、向こうからやってきたんだよ」

幅広い演技力を証明してみせる機会を得たのはいいが、どれも低予算映画で、昔のようなギャラは稼げない。しかし、本人は平気だ。

「僕には住む家もあるし、家族を食べさせるのに困ってもいない。これらの映画では、毎朝、現場に行く前に、いつも緊張し、不安を感じたよ。それは素敵なことだ。長い目で見てすごく価値がある選択を、僕はしているのさ」

『MUD -マッド-』
1月18日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開

『ダラス・バイヤーズ・クラブ』
2月22日(土)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか公開

『ぴあ Movie Special 2014 Winter』(発売中)より
文:猿渡由紀

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