ヤン・マテウス(横浜F・マリノス) (C)J.LEAGUE

とにかく勝ち続けるのみだ。『明治安田生命J1リーグ』第29節・ヴィッセル神戸との天王山で完敗を喫した横浜F・マリノスだが、その後連勝。前節、神戸が残留争いをする17位湘南ベルマーレと引き分けたこともあり、再び勝点2差に詰めてきた。横浜FMが勝利を積み重ねることによって神戸のプレッシャーにつながり、連覇の可能性を高めていく。

それにしても第30・31節は見事だった。北海道コンサドーレ札幌戦では1-0で迎えた84分から一気に3ゴールを畳み掛けた。続くアビスパ福岡戦でも得点ランキングトップタイのCFアンデルソン・ロペスの2ゴールに、左ウイング宮市亮とトップ下・植中朝日の2試合連続弾で4-0の完勝。11月7日・アウェイでの『AFCチャンピオンズリーグ』第4節・カヤFC(フィリピン)戦ではケヴィン・マスカット監督が2種登録選手ふたりを含む18名で臨み、福岡戦からは先発8人を変更する英断を下した。しかし、1-1で焦れる展開が続き引き分けがよぎり始めた82分にVARが介入し、カヤのFWが一発退場となり流れが変わる。87分、途中出場のナム・テヒの鋭いパスを同じく途中出場のヤン・マテウスがトラップでボールを浮かすと、ダイレクトで左足を振り抜き、強烈なシュートをゴールネットに突き刺したのだ。決して完勝ではないが、過密の日程の中メンバーの大半を入れ替えて臨んだアウェイでの劇的勝利はチームに新たな勢いをもたらしたことだろう。

試合後、マスカット監督も「今日はとても難しい状況だった。違う挑戦が求められたが、率直にうれしい気持ちでいっぱい。環境を含めて、簡単なチャレンジではなかった。両チームともケガ人が出なかったことが良かったし、選手たちはよくやってくれた」と安堵の表情を見せた。

対するセレッソ大阪は第27節・鹿島アントラーズ戦からの3連敗、第30節・サンフレッチェ広島戦でのスコアレスドローと4試合連続無失点と泥沼にハマっていたが、前節・ガンバ大阪戦では左ウイング・カピシャーバのスルーパスにレオ・セアラが抜け出して早々に先制。その後相手GKの好守もあり追加点はならなかったが、C大阪が5試合ぶりの白星を獲得した。大阪ダービーでの勝利がチームの雰囲気を一変させた。

リーグ戦の通算成績では19勝11分17敗とC大阪がややリード。だが直近10試合ではC大阪が7勝2分1敗と圧倒する。4月の第6節でも昨季まで所属していたL・セオラに2ゴールを決められて1-2で敗れた。

果たして、横浜FMが3連勝を飾るのか、C大阪が相性の良さを見せ付けるのか。『明治安田J1』第32節・横浜FM×C大阪は11月12日(日)・日産スタジアムにてキックオフ。同試合ではトリコロールのパラソルをモチーフにしたユニ付チケットとして販売(ビジターサポーターシートを除く)。チケットはチケットF・マリノス(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。