(写真左より)デイン・コールズ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、リアム・ウィリアムズ(同)

連覇へ向けて心強い大物が加わった。12月4日、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ入団記者会見が行われた。12月10日(日)に迫った『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』開幕戦に向けて、石川充GM、フラン・ルディケHC、ウェールズ代表FBリアム・ウィリアムズ、ニュージーランド代表HOデイン・コールズが意気込みを語った。

石川GM「やっと戦力が整った、スタートができるなというエキサイティングな気持ち。ここから、いいプロセスを踏んでまた優勝できるようにしていきたい」
ルディケHC「ここにいるワンダフルなふたりとシーズンを戦うのを楽しみにしている。彼らのアイデアや考え方をチームとして吸収して戦っていきたい」
ウィリアムズ「ラグビーをする上で、非常にいいチームに加入できて光栄に思う。いいメンバーが揃っていることも理解しているので、今季が楽しみ」
コールズ「自分もクボタに来られて非常にうれしい。チームに歓迎してもらい大変うれしく思う。今季が楽しみだし、成功するシーズンを過ごせるよう祈っている」

日本行きを決めた理由を問われと、ふたりはこのように答えた。
ウィリアムズ「2013年にテストマッチで来日し、2019年『ラグビーワールドカップ(RWC)』に出場し、日本の文化、日本の人々に好印象を持ち、今回の決断に至った」
コールズ「(ハリケーンズのスクラムコーチ)ダン・クローンがクボタからの熱烈なオファーを教えてくれた。『RWC』のバイウィークにライアン・クロッティや他の選手から話を聞いて、4日くらいで決断した。半年ほどだが、自分のすべてを出したい」

ルディケHCはウェールズ代表95キャップのFBとオールブラックス90キャップのHOに期待する点をこう述べた。
「ふたりは90キャップもの経験があり、リーダーシップも、スキルセットも、スタンダードも兼ね備えた選手。リアムはXファクターとして、カウンターからのライン参加をしてほしい。あとハイパントキャッチがすごく上手なので、9番や(バーナード・)フォーリーからのボールをしっかりキャッチしてほしい。コールズは(マルコム・)マークスがケガをしたが、すぐ日本行きを決めてくれた。彼はHOのイメージを変えた選手。3列目やCTBのような動きをする。若い選手たちには彼からラインアウト、スクラムの安定感を学んでほしい。彼はハリケーンズでも主将をしていたので、引っ張ってほしい」

指揮官の期待を受け止めたふたりは注目してほしいプレーをこう挙げた。
コールズ「フロントローなので、スクラム。スクラムのテクニックやラインアウトのスキルを見てほしい」
ウィリアムズ「ハイパントの動き。ディフェンスでもアタックでもハイパントの動きを見てほしい」

『NTTリーグワン2023-24』開幕戦・S東京ベイ×東京SGは12月10日(日)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。来場者先着2万名に応援ミニフラッグをプレゼント。チケット発売中。