スペシャルマッチの模様

映画『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』の公開を記念し、本作を絶賛するプロレスラーの武藤敬司が率いるプロレス団体「WRESTLE-1」の興行において、本作に登場するキック・アスとブラック・デスのスペシャルマッチが実現! 15日に後楽園ホールで開催され、武藤が解説を務めたほか、武藤の愛娘の愛莉が劇中のヒット・ガールのコスチュームでキック・アスを応援した。

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人気映画『キック・アス』の待望の続編で前作に続き日本でも人気の女優クロエ・グレース・モレッツがヒット・ガール役で参戦した本作。ヒーロー軍団「ジャスティス・フォーエバー」と悪党軍団の激しい戦いが展開する。

最初にリングに現れたのは、プロレスラーのNOSAWA論外が扮するブラック・デス。続いて反対コーナーから、WRESTLE-1所属の大和ヒロシが扮するキック・アスと愛莉のコスプレによるヒット・ガールが登場すると会場は歓声に包まれた。試合はブラック・デスの攻撃に苦しめられつつキック・アスも応戦。途中、キック・アスがブラック・デスを押さえつけ、ヒット・ガールが一撃を食らわせ、会場をわかせる一幕も。最後は武藤の得意技“シャイニング・ウィザード”を繰り出し、キック・アスが見事に勝利を収めた。

キック・アスの正体について、なじみの観客はすぐに大和だと気づいたようで「大和」コールが飛んだが、キック・アスは慌てて「大和じゃないから! キック・アスです(苦笑)」と否定。試合後、武藤も解説者席からリングに上がったが、キック・アスにシャイニング・ウィザードの開発者として使用料を請求し笑いを誘った。さらにヒット・ガールに対し武藤は「お前、見たことあるな(笑)」と話し、客席からは「パパ!」という歓声まで飛んだ。

試合後の会見で武藤は娘の“変身”について「映画観たら、素顔(=クロエ)と目元が似てるんだよ(笑)」と意外な親バカぶりを発揮。さらに1作目の主演がニコラス・ケージだったことに触れ「(ケージと敬司で)名前が一緒なんだよね」とうれしそう。愛莉には前日のバレンタインの質問が飛んだが「男子にはあげてないです」と説明。年頃とあってさぞや娘のことが心配かと思いきや武藤は「うちは放任主義だから」と突き放した発言。それでも「もしも愛莉さんが彼氏を連れて来たら?」という問いには「うちのレスラーには入門の時に新弟子検査をするけど、それに近いことをしようかな(笑)」と目を光らせていた。

『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』
2月22日(土) TOHOシネマズ有楽座ほか全国公開