完成披露試写会の模様

藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品として製作された『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~』の完成披露試写会が23日に開催され、水田わさびをはじめとするレギュラー声優陣に応援隊員とゲスト声優を務めるお笑いコンビ「COWCOW」、同じくゲスト声優の小林ゆう、八鍬新之介監督が舞台あいさつを行なった。

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1982年に公開された『映画ドラえもん のび太の大魔境』のエッセンスをそのままに、最新CG技術を取り入れて製作された本作。アフリカの奥地の秘境に人知れず存在していた犬の国“バウワンコ王国”を舞台にのび太たちが大冒険を繰り広げる。

会場に詰めかけた子どもたちの「ドラえもん!」という呼びかけに応えて、ドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫の着ぐるみがそろって登場。さらにCOWCOWの多田健二と善しも探検隊の衣裳で登場し会場を盛り上げる。COWCOWはこの日のために考えてきた、持ちネタの「あたりまえ体操」のドラえもんバージョンを披露。「ジャイアンは映画になるといいヤツ」「どこでもドアでしずかちゃんの家に行くといつもお風呂」といったネタで、客席は子どもたちの笑い声が響いた。

しずかちゃん役の声優かかずゆみは「あたりまえ体操、気に入ってます」とニッコリ。ジャイアン役の木村昴も「今回は特に、ジャイアンは一生懸命頑張っていっぱい冒険してます!」と力強くアピールしていた。八鍬監督は「テーマは冒険。楽しいイメージもありますが危険もあります。勇気を持って最後まで立ち向かえるのか? 子どもたちだけでなく大人たちも冒険してほしいという気持ちで作りました」と語った。

多田と善しはバウワンコ王国の兵隊コンビの声を担当し劇中でもコミカルなやりとりを披露している。多田は『ドラえもん』への出演に「夢のよう。信じられないです。こんな主役級の役で感謝してます(笑)。足を引っ張らないようにという思いでしたが、終わってみたら周りから『すごくよかった』と言われ、結果的に僕らが(周りを)引っ張っていたかな(笑)?」とボケを挟みつつ、感激を口にしていた。

『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~』
3月8日(土)より全国東宝系にてロードショー