『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18』へ向けて、千葉ジェッツがホーム5連戦でレギュラーシーズンを締める。直近10試合で9勝1敗と好調を維持する千葉は『CS』の対戦相手を予測し、主力を休ませたりはしない。目の前のゲームを勝つのみ。9連勝で『CS』へ向おうとしているのだ。

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勝率1位は45勝10敗の中地区1位・シーホース三河、千葉は東地区1位・42勝13敗で続き、西地区1位・琉球ゴールデンキングスが41勝14敗、東地区2位・アルバルク東京が40勝15敗で追う状態。第29節終了現在、『CS』準々決勝の相手は東地区3位・37勝18敗の川崎ブレイブサンダースになるが、もし琉球に逆転を許すと対戦相手は中地区2位・28勝27敗の名古屋ダイヤモンドドルフィンズに変更となる。昨季準優勝の同地区のライバルより名古屋Dの方が容易な相手だが、千葉のエースはそんな机上の空論を一笑に付す。

千葉の攻撃を司る富樫勇樹は「遅かれ早かれどうせ勝たないといけない相手。どこと当たるかより、ホームでやることだけを考えて、そのためには勝つしかない」とキッパリ。さらに「やっぱり1試合でも多く勝っていい雰囲気で『CS』を迎えることがベストだと思う」と補足する。

富樫は1年前に誓った。千葉は『CS 2016-17』に東地区3位で進出し、東地区1位で突破した栃木ブレックスのホーム・ブレックスアリーナ宇都宮に乗り込んだのだった。黄色に染まった敵地で戦い、今年の『CS』こそホームで戦うと心に決めたのだ。決勝の舞台は横浜アリーナだが、準決勝の開催地は勝率1位の本拠地となる。千葉は三河を逆転しホームコートアドバンテージを得ることも諦めてはいない。

リーグ最速のトランジションオフェンスを誇り、富樫をはじめ小野龍猛や石井講祐と屈指の3Pシュートの名手が揃う千葉。『天皇杯』連覇を達成した千葉は、どこが相手でも大勝する爆発力を有す。

来るべき頂上決戦の鍵となるものは何か。富樫は「勝率の高いチームは自分たちのスタイルをちゃんと遂行した結果として勝っている。アルバルクであればスペースの使い方、ブレックスだったらディフェンスと言うように一つひとつルールが違う。それぞれのルールを徹底できるチームは見ていて『すごいな』と思う。うちなら、ハードなディフェンスからのトランジションバスケ。それをどれだけ徹底できるか」と分析する。

千葉は4月28日(土)・29日(日・祝)・千葉ポートアリーナでレバンガ北海道を迎え撃ち、5月2日(水)に同じく千葉ポートアリーナで川崎と対峙し、5月5日(土・祝)・6日(日)・船橋アリーナでの琉球戦に臨む。『CS』への序章となる千葉のホーム5連戦を見逃すな。チケット発売中。

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