『ホビット 竜に奪われた王国』(C)2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.

日本でも大ヒット中の映画『ホビット 竜に奪われた王国』に登場する凶悪な竜“スマウグ”の登場シーンと、スマウグを演じたベネディクト・カンバーバッチのメイキング映像が公開された。

『ホビット 竜に奪われた王国』本編&メイキング映像

本作は“中つ国(なかつくに)”と呼ばれる世界で、背の小さい長寿の種族ホビットのビルボと、魔法使いのガンダルフ、トーリン・オーケンシールド率いる屈強なドワーフたちが、恐るべき巨大な竜“スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すため、壮大な冒険を繰り広げる様を描いた作品。全三部作の超大作で、本作に続く最終章『ホビット ゆきて帰りし物語』は今年12月に全米公開されることが決定している。

三部作では様々なキャラクターが登場し、様々なドラマが描かれるが“邪悪な竜によって奪われたドワーフの王国の奪還”がストーリーの中心に据えられている。かつて世界中の黄金を集めて栄えていたドワーフの国を奪った凶悪な竜スマウグは、圧倒的な大きさで、自由自在に空を飛び、皮膚は鋼より硬く、すべてを一瞬で焼き尽くす炎を吐き出す極めて恐ろしい生きものだ。スマウグは黄金を愛しており、現在はドワーフの国の貯蔵庫でひと時の眠りについている。しかし『…竜に奪われた王国』ではついにスマウグが目覚め、ホビットのビルボと対峙する。

このほど公開されたのは、ドワーフの国の貯蔵庫に入ったビルボが、眠っているスマウグと対峙するシーン。うずたかく積まれた黄金の山から姿を見せたスマウグはついに眠りから覚め、ビルボの前に立ちはだかる。ホビット族は人間よりも小さいサイズだが、スマウグは圧倒的に大きく、凶悪だ。映像ではスマウグが鋭い眼光で周囲を見回し、地鳴りのような声でビルボに語りかける場面が収録されている。劇中ではカンバーバッチがスマウグの声を演じているが、彼は、声だけでなくスマウグを実際に演じた。撮影ではパフォーマンス・キャプチャーと呼ばれる手法で、彼の表情や動きを正確に記録。VFXのチームはカンバーバッチの演技を主軸に置きながら、スマウグを描いていった。

これまで映画には様々な竜や怪獣が登場してきたが、スマウグの動き、大きさ、恐ろしさは別格だ。竜というよく知られた“架空の生きもの”でありながら、本作のクライマックスに登場するスマウグは“誰も観たことがない”映像表現で描かれ、暴れ、主人公たちに容赦なく襲いかかる。そんなスマウグに対してビルボとドワーフの一団はどのような作戦で立ち向かうのか? 公開された映像は、本作のクオリティの高さが一瞬にしてわかる内容になってる。

『ホビット 竜に奪われた王国』
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