ケース2:俺の気持ちはどこへ?
「結婚するタイミングの食い違いで別れてしまった」と話すのはTさん。
「仕事上、取らなければいけない国家試験の受験前に、彼女から結婚を迫られていて、しんどかったです。彼女からは『どうしても今、結婚したい』と言われていて。
俺も彼女と結婚したい気持ちはあったけど、迫られてくる感じが『なんか違うな』とも。俺の気持ちを無視されているように感じられたので……」
お互いに「結婚するなら、このタイミングで」というのがあると思います。
一生に一度の結婚ということで、タイミングに悩んでしまうのも無理はありません。
しかし、逆をいえば「結婚したい」と思える相手との出会いも人生ではごく僅かなはず。
お互いにきちんと話し合い、相手の気持ちとどう向き合えるのか。そこをどう乗り越えられるかで、ふたりの関係性は大きく変わってくるでしょう。
ケース3:言葉が足りなかった
男性の場合、思ってはいても伝えない人も多いもの。「言葉足らずで、すれ違ってしまった」と話すのはSさんです。
「年上の彼女と付き合っていた頃、彼女に上手く甘えられず、自分の本音が言えなかった。年上だから頼りになるんだけど、彼女に遠慮して思ったことが言えなくて。
彼女のことを支えてあげたかったけど、どこか距離がある関係に『相性が良くないのかな』とも……」
付き合いに迷っていることを少しでも相手に伝えることができていれば、関係はまた違っていたかもしれません。
相手を日ごろから気にかけてあげることも必要ですね。
気まずい関係でも付き合いを続けるのか、好きだから別れたくないのか、嫌だから別れるのか。
このあたりは、ふたり次第になってきそうです。