『8月の家族たち』 (C)2013 AUGUST OC FILMS, INC. All Rights Reserved.

オスカー女優、メリル・ストリープが出演する映画『8月の家族たち』が18日(金)から公開される。数々の作品で名演を見せてきたストリープは人気・実力ともに現代を代表する女優のひとりで、本作でもジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、ベネディクト・カンバーバッチら共演者たちからも絶大な信頼を集めていたようだ。このほど彼らがストリープについて語った動画が公開された。

ストリープについて語った動画

本作は、父親の失踪を聞き、離れ離れに暮していた三姉妹が再び顔を合わせたことを機に、闘病中で強烈な個性をもつ母、姉妹それぞれの配偶者・恋人を巻き込んで、それまで隠されていた/隠していた秘密が次々に明るみに出るさまを描いた家族ドラマ。ストリープは1949年生まれのアメリカ人で、舞台からキャリアをスタートさせた後に、1977年に映画デビュー。その翌年にはマイケル・チミノ監督の『ディア・ハンター』でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、『クレイマー、クレイマー』『ソフィーの選択』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で3度のオスカーを受賞している。

「彼女の大ファンで尊敬している」と笑顔を見せるロバーツは、本作でストリープと壮絶な親子げんかを繰り広げるが「撮影で何回も会ったけど、とても優しかったわ。演技に圧倒されたし、撮影が終わる頃には彼女をもっと好きになったし、より尊敬したわ」と語る。「彼女の表現力は枯渇することがない」と評するのはカンバーバッチだ。彼は「僕は新人でまだまだ未熟者だ。どういう過程を辿っているのか知りたくて聞いたが、“変わるから分からないの”と言われたよ。特定のやり方に固執しない彼女の柔軟な姿勢が特に印象的で素敵だと思った」と振り返る。また、マクレガーはストリープを「今までも偉大な共演者はたくさんいたが、彼女はその中でも別格」と絶賛する。

本作でストリープが演じるのは、毒舌家で圧倒的な存在感で一家を取り仕切る母バイオレット。劇中では彼女と“家族たち”が容赦ないバトルを繰り広げる。

『8月の家族たち』
4月18日(金) TOHOシネマズシャンテほか ロードショー