会見より。左から、西森英行、彩輝なお、佐々木喜英、村井良大、大和田獏、清水順二、彩乃かなみ 会見より。左から、西森英行、彩輝なお、佐々木喜英、村井良大、大和田獏、清水順二、彩乃かなみ

東京・シアタークリエで7月に上演される舞台『マホロバ』の製作発表が4月21日、都内で行われ、村井良大、佐々木喜英、佐藤アツヒロらキャスト陣と作・演出の西森英行が会見に顔を揃えた。

舞台『マホロバ』チケット情報

作品は弥生時代の日本を舞台に、見世物小屋で虐げられる野生児・ザッパと、大陸からやってきた王族の皇子・ミズハの運命を描く冒険活劇。ザッパ役の村井は「野生児ということで、そもそも二足歩行なのか、とも考えた。でも四足だと大変ですし。動物に育てられた人間なので、動物的な身のこなしは取り入れて役作りをしたい。あと、日焼けサロンに行こうかなと(笑)。野生児なのに白いとおかしいので。ちょっとワイルドな感じに仕上げていきたい」とコメント。ザッパと心を通わせる皇子ミズハを演じる佐々木は立ち回りも披露するという。「映像作品ではあるが、舞台では初めて。学生時代に5年間立ち回りを習っていました。その成果をやっと皆さんにお見せできるのが楽しみ」。役作りについては「幼い頃と成長した後、ミズハが一番、最初と最後で変化のある役。幼い頃のかわいらしさと、大人になった冷徹な感じ、その変化をうまく出せるようにしていきたい」と話した。

一方佐藤はミズハの兄で心に邪気を抱えるイコマ役。「最初に言っちゃいますが、悪役です。悪役でも感情移入させられるような愛される悪役を目指したい」。大陸から流れてきた人々なので、「立ち回りには“中華風のアクション”を取り入れます」と話し、共演の清水順二を呼んで、ポーズをきめてもらい“中華風立ち回り”を解説。また佐々木から「ローラースケートの印象が強い」と言われて「じゃあ稽古の初日に見せてあげるよ」と笑顔。舞台での披露はないというが「実は最近また趣味で練習してるんです」と明かした。

公演は7月17日(木)から27日(日)まで東京・シアタークリエにて。その後、愛知、大阪でも上演。チケットぴあでは東京公演のインターネット先着座席選択プリセールを実施中、4月24日(木)午後6時まで受付。