井上昌典監督

「ジャニーズWEST」と関西ジャニーズJr.のメンバーを中心に製作された『忍ジャニ参上!未来への戦い』の試写会が8日に開催。重岡大毅、小瀧望、平野紫耀、神山智洋、向井康二、桐山照史、中間淳太、森本慎太郎、永瀬廉、大西流星が舞台あいさつを行なった。

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昨年好評を博した『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲』に続き、関西勢による映画第2弾として製作された本作。江戸時代中期、駆け出しの忍者として奮闘する若者たちの姿を激しいアクションと笑いを交えて描き出す。

重岡、小瀧は忍の兄弟役で、しかも彼らの死んだ長兄を桐山が演じているが、この設定にはメンバーからも異論が…? 「母親が絶対に違うやろ!」という声に重岡、小瀧らは思わず苦笑し「そういうこと言わんで! きっと複雑な事情が…」と火消しに必死になり、笑いを誘っていた。そもそも、今回の作品が忍者ムービーとなったのは、桐山が「忍者がやりたい」と言ったからだとか。にもかかわらず、言い出しっぺの桐山は、先述の通り既に死んでいる設定の役で「忍者の衣裳も着られず、寒い山の中で布きれ着せられただけだった」と恨み節。対照的にたっぷりと忍者ライフを堪能した重岡は「テンション上がりました! 男の子は誰もが忍者好き。本格的に鎖かたびらまで着て、アクションまでしました」と楽しそうに撮影を振り返った。

一方、このメンバーで最もNGを多く出したというのが向井と平野。城の扉を閉めるという数十名のエキストラとのシーンで、二十数回のテイクを重ねたと、きまりが悪そうに明かしていた。

関西落語界の大物・桂ざこばに京本政樹、甲本雅裕など脇を固める俳優陣にも重鎮たちが名を連ねているが、甲本との競演シーンが多かった重岡は「一緒のシーンはほぼアドリブで、監督はなかなかカットを掛けないんですが、甲本さんは何でも返してくれた」と述懐。一方、ざこば師匠との共演についても重岡は「すごくフレンドリーに受け止めてくださいました」と語ったが、チャラい後輩キャラの忍者を演じた向井は「彼とはマブダチっすよ(笑)!」と劇中さながらの態度で周囲を慌てさせる。そんな反応もお構いなしに、向井は「家に泊まりに行く約束をしました」と明かし、会場は笑いに包まれた。

『忍ジャニ参上!未来への戦い』
6月7日(土)公開