自分の利用シーンで「使える」電子マネーは決まってくる

どの電子マネーがオススメかは、自分自身の利用するシーンによって変わってきます。どんなに普及している電子マネーでも、自分が利用するお店で使えないのでは意味がないからです。ここではいくつかの利用シーン別に考えてみましょう。

○交通費、キオスク等の駅内売店
電車やバスについては、SuicaとPASMOが提携している関係で、いずれかのカードがあれば乗り降りが自在です。交通系の電子マネーは規格が共通のため、ほとんど全国を1枚のカードで乗り降りできるほどです。モバイルSuicaはその点で交通費にも使える電子マネーとなっています。

またキオスクなどの駅内売店は交通系電子マネーにほぼ全対応していますし、自販機も多くが交通系電子マネー対応です。通勤通学時に電子マネーで買い物をと考える人はモバイルSuicaが有力候補になるでしょう。

○コンビニ
コンビニはチェーン点ごとに採用している電子マネーに違いがあります。しかし主要電子マネーはほとんどのコンビニで利用可能です。

Suica(PASMO他交通系電子マネー)、楽天Edy、nanaco、waonで整理すると下記のような感じです。

ファミリーマート  Suica、楽天Edy、waon
ローソン  Suica、楽天Edy、
セブンイレブン  Suica、楽天Edy、nanaco
サークルKサンクス  Suica、楽天Edy、

SuicaとEdyだとどこのコンビニでも困らないという感じです。

○カフェやファミレス
ファミレスごとに対応した電子マネーが異なるため、自分の利用する店舗の対応する電子マネーを考えてみます。

デニーズ nanaco
ガスト等すかいらーくグループ  Suica、楽天Edy、iD
ロイヤルホスト  Suica、楽天Edy、iD、QUICPay

スタバやタリーズのようなカフェについては、独自のプリペイドカードを採用する傾向がありますが、駅ビルの店舗でSuicaが使えるような事例もあります。

 

○ドラッグストア等のチェーン店
スーパーマーケット、ドラッグストア、ファーストフード、大型書店など、それぞれが提携する電子マネーを選択しています。

下記はその一例です(日々追加があるので見落としがあったらすみません)。自分の利用するお店の電子マネー採用状況はチェックしてみたいところです。

イオン Suica、waon
イトーヨーカドー Suica、楽天Edy、nanaco
ビックカメラ Suica、楽天Edy、waon、iD
ヨドバシカメラ Suica、楽天Edy、iD、QUICPay
マクドナルド 楽天Edy、WAON、iD

○商業ビル
自分がよく利用する商業ビルが丸ごと特定の電子マネーに対応している場合、これは利便性が高まります。前述のチェーン店対応とは関係なく、全店が電子マネー対応になるからです。

JR系の商業ビルがSuica対応なのは当たり前のようですが、スタバ等がチェーンとしては電子マネー対応していないのに、駅ビルに入店したスタバの支店はSuica対応になるようなことがあります。

○その他
意外なところでは書店の対応が進んでいることもあげられます。後で説明しますがポイントを貯めるとき、高額の買い物になりがちな雑誌や書籍でポイントが貯まるならこれを利用しない手はありません。紀伊國屋書店や丸善等の大型書店ではSuicaや楽天Edyに対応しています。