(前列左から)山本美月(女子ネイビー)、藤井美菜(女子ブルー)、桐谷美玲(女子レッド)、高畑充希(女子イエロー)、有村架純(女子グリーン)、(後列左から)カメムシゲルゲ、佐藤二朗、福田雄一監督

名字に色が入っているという理由だけで集められた女子5人が怪人と戦う異色戦隊ムービー『女子ーズ』の完成披露試写会が21日、都内で行われ、桐谷美玲(女子レッド)、藤井美菜(女子ブルー)、高畑充希(女子イエロー)、有村架純(女子グリーン)、山本美月(女子ネイビー)という豪華キャストが集結した。

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恋に仕事にヤボ用に大忙しの女子たちが、“片手間”で世界平和のために戦う姿を、『勇者ヨシヒコ』シリーズや『コドモ警察』で知られる福田雄一監督がオリジナル脚本で描き「こだわりにこだわったキャスティング。間違いない」(福田監督)と手応え十分。撮影は昨年3月に行われ「このふたりなんて当時は結構ヒマだったのに。短い間で状況が変わった」と朝ドラでブレイクした高畑(『ごちそうさん』)と有村(『あまちゃん』)の飛躍に驚いていた。

桐谷は「最初は不安もあったが、初めてコスチュームを着た時はうれしくて、自然とポージングしてしまった。ゆるい世界観に女子のあるあるが詰まった、本当に面白い作品ができた」と自信のアピール。劇中には戦隊コスチュームを着たまま、電車に乗るシーンもあり「もうそれだけで面白い。衣装のパワーを感じた」(藤井)。

高畑は本作の撮影前に、福田監督が演出する舞台に立っており「『女子ーズ』での現場では、福田さんのテンションの跳ねようがすごかった。舞台ではそんなことなかったのに」と述懐。「子どもの頃から戦隊ものが大好きだったので、本当に楽しい現場だった」(有村)、「昔からセーラームーンが大好きで、いつか敵を倒してみたかった」(山本)と大喜びだった。

完成披露試写会には、5人に指示を出す謎の男・チャールズを演じる佐藤二朗も出席し「ここにいるお嬢さんたちが、大人の遊びに付き合ってくれた」。怪人を代表し「私たちのなかでダントツ人気」(桐谷)だというカメムシゲルゲも駆けつけた。

『女子ーズ』
6月7日(土)から全国公開取材・文・写真:内田 涼