『柘榴坂の仇討』 (C)2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会

浅田次郎の小説を中井貴一主演で映画化する『柘榴坂の仇討』(ざくろざかのあだうち)の特報映像が公開された。

特報映像

本作は、浅田が2004年に発表した短編集『五郎治殿御始末』(ごろうじどのおしまつ)に所収された一編を『沈まぬ太陽』の若松節朗監督が映像化するもの。中井が演じる主人公・志村は、江戸城桜田門外で討たれた主君、井伊直弼の仇討ちの命を受け、敵を探す旅に出る彦根藩士の武士。彼は13年という長い年月をかけてついに刺客のひとり、佐橋十兵衛(阿部寛)を見つける。

このほど公開された映像は、久石譲の音楽にのせて中井、阿部らの出演シーンが登場。物語は、美しい雪が血で染まる桜田門外の変から始まり、時代はいつしか江戸から明治へと移る。“仇討禁止令”が出されて苦悩する志村は、映像の最後で佐橋と刃を交える。短い映像ながら壮大なスケールで描かれる映像と、出演者の緊迫した表情が印象に残る内容で、映画は大スクリーンでじっくりと観たい重厚な作品になっているようだ。

『柘榴坂の仇討』
9月20日(土)全国ロードショー