コーエン兄弟が語るカンヌ受賞作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』

2014.5.30 9:45配信
オスカー・アイザック(中央)とジョエル&イーサン・コーエン Photo by Alison Rosa (C)2012 Long Strange Trip LLC

カンヌ映画祭でグランプリに輝いたジョエル&イーサン・コーエン監督の最新作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』が本日から公開されている。そこでコーエン兄弟と出演者たちが語るコメントと特別映像が公開された。

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』インタビュー動画

本作は、1961年のニューヨークでシンガーをしているルーウィン・デイヴィスのトラブル続きの日々を主軸に、彼と仲間たちが、後に音楽シーンを変えることになる新しい波の萌芽に出会い、すれ違っていく姿を描いた作品だ。

映画の準備段階からコーエン兄弟は「その俳優が実際に演奏するのを見たいのは分かっていた。パフォーマーについての話だから、僕たちは誰か素晴らしいミュージシャンで、彼の演奏や歌を最後まで見たいと思うような人を見つけなければならなかった」という。しかし、ギターが弾けて、歌えて、演技までこなせるミュージシャンが一体、何人いるのか? イーサンは「彼らは歌うとそれは素晴らしくて、そのあとシーンを演じてもらうと、“ああ、演技って本当に誰もが持っている技術じゃないんだな…”ってことになって」と振り返る。

そんな時、ふたりが出会ったのが俳優のオスカー・アイザックだ。12歳の頃からギターを弾いて作曲もしていたアイザックは、名門音楽大学ジュリアードの出身で、俳優として『ドライヴ』や『ボーン・レガシー』に出演してきた実力派だ。さらに監督たちは、ジャスティン・ティンバーレイク、キャリー・マリガンをキャスティング。ふたりとも演技も歌唱もできる俳優で、劇中では自身で演奏し、観客を前に歌も披露している。

ふたりは“1960年代初頭のニューヨーク”に惹かれていたそうで、ジョエルは「ニューヨークであの頃のミュージック・シーンを映画でやろうと思ったんだ。もし皆がこの映画の音楽を聞いたり、それでこういう音楽をもっと知ろうと興味を起こしてくれれば、ものすごく嬉しい。テンポラリーのミュージシャンたちであの音楽に影響を受けた人はたくさんいるし、そういうことを発見するのも楽しいんだ」と語る。本作は、様々な境遇の若者たちのドラマを描いた作品だが、劇中で披露される演奏や、歌われる歌詞、歌唱も重要な役割を果たしているようだ。

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
5月30日(金) TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

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