谷賢一が新演出で挑む『プルーフ/証明』が開幕

2014.5.30 18:55配信
舞台『プルーフ/証明』 右から、百花亜希、遠野あすか(撮影・森口奈々) 舞台『プルーフ/証明』 右から、百花亜希、遠野あすか(撮影・森口奈々)

谷賢一が翻訳・演出を手がけた舞台『プルーフ/証明』が5月28日、東京・サンモールスタジオで開幕した。

『プルーフ/証明』 チケット情報

アメリカ現代劇の最高傑作のひとつと言われる本作は、2000年にオフ・ブロードウェイで初演され、トニー賞をはじめとする数々の演劇賞に輝き、2005年には映画化もされた。天才数学者である父を亡くしたふたりの娘と、研究を引き継ごうとする青年が、遺品のノートに書かれた世紀の“証明”を発見するが…。

『プルーフ/証明』は谷にとって翻訳家デビュー作であり、演出は今回で3度目。新演出となる舞台について、初日を終えた手応えをこう語った。

「幕が開けて、ほっとした。と同時に、また肩こり。お客さんの反応は上々。それは、喜ばしいことだ。しかし、本番中の演出家は、小姑のようなもので、良かった良かったと喜ぶことは仕事ではない。僕は“重箱の隅をつつく”と言っているが、ほんの小さなエラーを逐一メモにとって、翌日、俳優をチクチク刺す。『プルーフ/証明』はエモーショナルな作品だが、同時にとても緻密な積み重ねでしか作れない側面もある。だから演出家は、俳優が手放しで板に乗れるよう、目についたミスや小さな芝居の掛け違えを拾っていって、チクチク修正する。そういう肩こりだ。稽古では精度を、本番では熱を。初日の俳優たちには熱があった。稽古より良かったと思えた、それは素直に嬉しい。俳優たちも、“これからさらに、どんどん発見していこう”と燃えている。僕の目にも、まだ上向いていけるだろうと思える。だから、今日の出来が云々というよりも、残りの9ステージのことを思う、それが初日の正直な手応えであった」。

出演は、長女・クレアを元宝塚の遠野あすか、次女・キャサリンを谷が主宰するDULL-COLORED POP所属の百花亜希、父ロバートを青年座の大家仁志、青年ハルを山本匠馬が務める。

公演は6月4日(水)まで同劇場にて。なお、土日のチケットが完売したため、急遽追加公演が決定した。追加公演は6月4日(水)13時開演の回で、チケットは5月31日(土)午前10時より発売開始。

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