「ノア 約束の舟唄」を歌う八代亜紀

旧約聖書に着想を得たスペクタクル感動作『ノア 約束の舟』(ダーレン・アロノフスキー監督)のPRイベントが東京・新宿ステーションスクエアで行われ、演歌歌手の八代亜紀が代表曲「舟唄」の替え歌「ノア 約束の舟唄」を熱唱した。

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旧約聖書の「創世記」に登場する最重要エピソード「ノアの箱舟」を、斬新な解釈で映像化。神の審判による大洪水を予見して、方舟を建造するノアの苦悩と家族との確執を描き出す。「こんな感動は『タイタニック』以来。人間と神様の間にはさまれたノアの心境が切なかった。どのシーンも心をえぐられた」(八代)。

※この日、八代が歌った「ノア 約束の舟唄」の歌詞は以下の通り。

木材太めの ほうがいい/箱舟三階 建てがいい/動物つがいで 乗せりゃいい/箱舟なんとか 浮けばいい/ざんざん降ればざんざんと/世界を飲み込む大洪水/嵐が心を流したら/歌いだすのさ 舟唄を/鳩が空からオリーブくわえてヨ/新たな世界にヨ 虹かかる/

現在、イベント会場となった新宿ステーションスクエアには、総重量3トン、高さ3.6メートル、幅8.8メートル、奥行き2.2メートルの「ノアの箱舟」が期間限定で出現中。外から見える部分はすべて本物のヒノキとスギを使用し、その本数はなんと約750本。6日(金)まで展示される予定だ。

もちろん劇中にも「箱舟」は登場しており、聖書に基づいた実寸大のセットが現場に組まれたという。先月、都内で来日記者会見を行ったアロノフスキー監督は「俳優たちに現実味を感じてもらえるスケール感を与えたかった。製作期間は6か月。何本の木を使ったかって? とにかく、たくさんさ(笑)。自然へのメッセージもこめた作品だから、撮影後はすべてリサイクルしたんだ」と話していた。

『ノア 約束の舟』
6月13日(金)から全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼