子どもが大きくなり、以前より子育ての大変さを感じなくなってくると思うのが「そろそろ働きたいな~」ということ。子どもが頑なに「ママは家にいて!」というタイプなら話は別ですが、生活にも心にも余裕が出てくると「外に出て働きたい」と思うのは自然なことです。

ママが働きに出ると一番に影響が出るのは子どもですが、「寂しい思いをさせてしまうかもしれない」という気持ちが先走ってしまうと、なかなか最初の一歩が踏み出せないと言います。

しかしママが働きに出ることは、子どもにとって決して悪いことばかりではなく、メリットもたくさんあるのです。

そこで今回は、子どもが大きくなりそろそろ働きたいと第一歩を踏み出したママ達に、ママが働くメリットについてと、働き出して変わったことについて聞いてみました。

経済的メリットだけではない!ママが働くメリットと子どもにもたらした変化とは

育児と仕事の両立に自信がなく、本当は働きたいのだけれど、なかなか一歩が踏み出せないママは多いものです。

「夫が理解してくれなかったらどうしよう」「働くからには育児と仕事の両立が前提だ」など考えてしまうと「やっぱり止めておこう」となってしまいがちですが、そこを乗り切るとママにとっても子どもにとっても良いことがありそうです。

ではママが働くメリットにはどんなことがあるのでしょうか。先輩ママ達に聞いてみました。

やっぱりコレ!お金に余裕が出来る!

お金の余裕は精神的安定をもたらします。その精神的安定が自分にも子どもにも良い影響が出ていると話すのはパート勤務のHさん。

Hさんは働き出す前は、服や靴、化粧品など自分にかかるものは必要最低限にとどめ、子どもの幼稚園で必要なものや習い事の費用に充てていたそうですが、働き出してからは、子どもに我慢させていた本やおもちゃ、さらには自分のものまでが躊躇せず買えるようになり、心にも余裕が出てきたと話します。

その余裕がママの笑顔を生み、子育てにも良い影響が出ているとHさんは言いますが、やはりお金はないよりあった方が良いですね。

子育てのストレスを発散できる

思い通りにならない子育てはママにとってストレスですが、そのストレスを外に出て働くことによって上手く発散できるようになったと話すのはパート勤務のSさん。

Sさんは自分の大好きなコーヒーと関われるコーヒーショップでパートを始めたそうですが、自分の大好きなものと接していることが何よりもストレス発散になると言います。

そして、お昼休みに一緒に働くパート仲間に子育ての悩みを相談したり、お客さんがいない時間帯にパート仲間と話したりすると楽しく、働きに出て良かったと心から思うそうです。

ママが外でストレスを発散できるようになってからは、活き活きとするママを見て、子どもも以前より活発に行動するようになったとSさんは言います。

違う世界が見え、人間関係が広がる

これまでは人間関係といえばママ友しかなかったけれど、働くようになってからは老若男女問わず交流の機会が増え、人間関係が広がったと話すのはパート勤務のYさん。

職場でさまざまな人と関われるようになったのはもちろんのこと、それ以外にも社内旅行に子どもと一緒に呼ばれたり、社内のバーベキュー大会に子どもと一緒に参加したりと、これまで関わったことのなかった世代の人との交流が盛んになったそうです。

働くことによってこれまでとは違う世界が見られ、人間関係も広がったことから、ママの考え方も変わり、子育てで悩んでいたことが悩みではなくなったこともたくさんあるとYさんは言います。

さまざまな世代の人と接する機会が増えてからは、自分ばかりが好影響では終わらず、子どもも社交的になったとYさんは話します。