『パークランド―ケネディ暗殺、真実の4日間』 (C)Claire Folger (C)2013 Exclusive Media Entertainment, LLC

ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺事件を描いた映画『パークランド―ケネディ暗殺、真実の4日間』で、銃弾に倒れた大統領を救おうとした新人研修医ジム・キャリコを演じたザック・エフロンのコメントが届いた。

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本作は、アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディが、1963年11月22日にテキサス州ダラスでパレード中に銃で狙撃された事件直後から、容疑者オズワルドが埋葬されるまでの4日間を、大統領や大統領夫人、シークレットサービス、FBI捜査官ら様々な人々の視点から描いた作品だ。

1987年生まれのエフロンは「正直言って、ケネディ大統領の暗殺については、9.11ほどには詳しくなかった」と語るが、これまでに描かれてきた“ケネディ暗殺”に関する記事や報道について「あの日一体何が起きたかというシンプルな事実は、時が経つにつれてミステリーや論争や陰謀論に覆い隠されて見えなくなってしまった」と語る。そこでエフロンは「とにかく集中して、現実に起きたことをそのまま追体験し、あの瞬間をできるだけ誠実に再現する」ことにこだわった。一方、ジャーナリスト出身のピーター・ランデスマン監督は“現場”を徹底的に俯瞰して撮ることにこだわったそうで、エフロンは「処置室で大統領の命を救おうとしている僕らを、ピーターはこっそり覗き見するように撮影していて、僕ら俳優はどこにカメラがあって何を撮っているのかほとんど気づかなかった」と振り返る。

「『パークランド…』の素晴らしい点のひとつは、そのシンプルな事実と、ケネディの命を救おうとした医師など事件に巻き込まれた人々に立ち戻っているところだ。実際、彼らのストーリーはこれまで語られることがなかった。僕にとってこの映画は事件について学ぶ最良の方法だった。目を開かされたよ」と語るエフロンは近年、刺激的な役どころ、じっくりと取り組める脚本を慎重に選んで、キャリアを積もうとしているようだ。「これまでに演じたどんな役の時よりも、自分のキャリアを楽しんでいる。すごいキャストに囲まれていると、その一員になれたことをとても誇りに思うと同時に、まだまだ自分は始まったばかりだと感じるんだ」

『パークランド―ケネディ暗殺、真実の4日間』
6月28日(土)より公開