『それいけ!アンパンマン りんごぼうやと みんなの願い』(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2014

「ぴあ」調査による2014年7月4日、5日のぴあ映画初日満足度ランキングは、映画『それいけ!アンパンマン りんごぼうやと みんなの願い』がトップに輝いた。2位に『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』が、3位にアンジェリーナ・ジョリー主演作『マレフィセント』が入った。

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1位の『それいけ!アンパンマン…』は、原作者やなせたかしが震災からの復興への想いを込めた三部作の完結編。劇場には家族連れが多く来場し、子どもからは「りんごぼうやの目のマスクがカッコよかった!アンパンマンも強くて好き」(3歳)、「マジョはわるい。ロールパンナちゃんが好き」(3歳)、「りんごぼうやが一番カッコよかった!」(4歳)、「りんごちゃん大好き!」(4歳)など“りんごぼうや”が大人気。一方、大人からは「作品のテーマのひとつに“優しさ”があり、人に優しくすることの大切さが子どもにも伝わったと思う」「りんごを通して福島を描いている。泥だらけになることはカッコ悪いことではないと気付くシーンが印象的だった」「みんなで協力し合ってコツコツ頑張ることの素晴らしさが伝わった」などの声が寄せられた。

2位の『DOCUMENTARY of AKB48…』は、人気アイドルグループAKB48の活動に密着した最新ドキュメンタリー。観客からは「シリーズの中で一番おもしろい!卒業する人、これからそのポジションを担う人にスポットを当てていて、テーマ性がはっきりしていた」「中止になったコンサートの舞台裏など、初めて知ることがあった。笑顔の裏にある厳しさや大変さがよくわかり、AKBの印象が変わった」「あまり表に出ないメンバーの葛藤や、彼女たちの家族の思いを描いていたのがよかった」「AKBの変遷を丁寧に記録していて、彼女たちを支えるスタッフ、ファンなど、いろいろな角度から観られるのが本作の魅力」など、10代から40代の観客を中心に支持を集めた。

(本ランキングは、7月4日(金)、5日(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)