写真左より工藤壮人(柏レイソル)、大仁邦彌 日本サッカー協会会長、岡野光喜 スルガ銀行株式会社 代表取締役社長兼CEO、ネルシーニョ監督 写真左より工藤壮人(柏レイソル)、大仁邦彌 日本サッカー協会会長、岡野光喜 スルガ銀行株式会社 代表取締役社長兼CEO、ネルシーニョ監督

1週間後にキックオフを控えた7月29日、『スルガ銀行チャンピオンシップ 2014CHIBA』の記者会見が行われた。壇上には、柏レイソルのネルシーニョ監督とFW・工藤壮人が登場。『2013 Jリーグヤマザキナビスコカップ』王者として、『コパ・トタル・スダメリカーナ2013』覇者・ラヌスと激突する、今大会への意気込みを語った。

2011年の『FIFAクラブワールドカップ』での南米代表・サントス戦で何もできず悔しい思いをした工藤は、「(スルガ銀行CSで)自分に何ができるのかということを見せたい。ゴールという形で結果を残して、柏レイソルを勝利に導きたい」と闘志を燃やした。さらにチームとして足元で繋ぐサッカーにこだわりながら、90分で結果も内容もパーフェクトな試合展開にしていきたいと意欲を見せた。

ネルシーニョ監督は、スルガ銀行CSを「柏にとっても日本サッカーにとっても大事な挑戦」であると同時に、ラヌスにとっても目標であり価値のある大会だとし、「自分たちの持っている実力と経験を存分に発揮し、彼らとビッグゲームをしたい」と語った。また、対戦するラヌスについて、「ここ10年でチームとしても非常に大きく成長してきている。今は外国籍選手が3人(パラグアイ代表2名、ウルグアイ代表1名)で、年齢的にも経験値も高い。非常に強いクラブ」と、警戒する。

ブラジル人指揮官は、アルゼンチンの強豪クラブへの対抗心を否定した。「アルゼンチン人と戦うという(国としての)ライバル心よりも、日本のチームとして彼ら(ラヌス)とビッグゲームをし、スルガ優勝カップを柏に持ち帰り、日本サッカーの歴史に名を残したい」と断言。

本大会は2008年から開催され、今年で7回目を迎える。これまでの通算成績は日本4勝・南米2勝となっている。会場となる柏のホームスタジアム・日立柏サッカー場は、Jリーグでも屈指の臨場感を誇る。「間違いなく我々のサポーターがホームの雰囲気を作り出してくれる」というネルシーニョの言葉通り、黄色のサポーターが会場を埋め尽くせば大きなアドバンテージとなり、日本の通算5勝目および2010年大会以来続く5年連続タイトル獲得を手繰り寄せることができるはずだ。

試合当日は来場者に先着順で大会リーフレットやヤマザキナビスコ製品の配布を予定している。『スルガ銀行チャンピオンシップ2014 CHIBA』は、8月6日(水)・日立柏サッカー場にてキックオフ。チケット発売中。