権田修一(FC東京) 撮影:源賀津己 権田修一(FC東京) 撮影:源賀津己

8月23日(土)、堅守を誇る両チームが激突する。リーグ最小失点をマークする浦和レッズを、浦和に次ぐ失点数のFC東京がホームで迎え撃つのだ。Jリーグ上位進出のためには、強固な守備が必要不可欠。事実、浦和は首位を守り、F東京は5試合連続無失点でリーグ戦再開後4勝2分と順位を5位まで上げてきた。

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鉄壁の守りの原動力となっているのが、両守護神である。浦和には西川周作が、F東京には権田修一がいる。そう、『ブラジルW杯』で第2GK、第3GKとして日本代表に名を連ねたふたりがチームの躍進に貢献しているのだ。

味の素スタジアムでのJ1リーグ戦第21節を前に、両GKを直撃した。西川が「要注意のチームです。前回の対戦(5月3日の11節)は1-0で勝ちましたけど、メンバーも変わっていますし、今のFC東京は戦い方がはっきりしているように感じる。失点が少なくて結果が出ていますし」と警戒すれば、権田も「レッズはやることがはっきりしている。それによって、選手の力が引き出されているのでは。今年の最初の対戦でも、『去年よりさらによくなっているな』と感じました」と実力を認める。では、勝敗を分けるポイントはどこになるのか?

「相手よりハードワークすることです。それは、すべての試合に言えることですが。もうひとつは、無駄な失点をしないことですね」(西川)、「レッズが強いのは間違いないので、ゲームを支配されることを想定しなければいけない。僕らが支配しても、なかなかゴールを割れないことも想定しなければいけない。そう考えると、攻撃でも守備でも忍耐強さが必要だと思います」(権田)

GKが脚光を浴びた『ブラジルW杯』でふたりは目指すべきGK像を再確認した。西川も権田もJリーグでの日常でレベルアップに励む。

「僕の中では、目指すべきGK像がより核心に迫っていった大会でした。W杯前も意識していたことを、優勝したドイツのノイヤー選手がそのままやっていた。今浦和でもやっていることですけど、DFラインの裏側はGKがカバーすればいい。ノイヤー選手のようなスタイルは、自分も目指していかないといけない」(西川)

「コスタリカのナバス選手のスピード感、1対1で間合いを詰める速さはすごい。そして、動きの速さやキャッチング、キックの精度などは練習で伸ばしていけるもの。身長が高いか、低いかは関係ありません。そういう部分をレベルアップしていければ、日本人GKでも世界で対等に戦えるというのを再確認できました」(権田)

自軍のゴールを守るため、そしてクラブに勝点3をもたらすため、さらに自身がスケールアップするために、西川と権田はゴールマウスに立ちはだかる。8月23日(土)・FC東京×浦和レッズ・味の素スタジアムはチケット発売中。また、西川周作と権田修一のクロスインタビューは下記関連リンクより。