(左から)コトブキツカサ、スリムクラブ・真栄田賢、チョウヒカル

誰もが知る怪物フランケンシュタインの、知られざる“その後”を描く米SFアクション大作『アイ・フランケンシュタイン』のPRイベントが24日に都内で行われた。かつて“快物フランチェン”というネタで注目を集め、現在は人気漫才コンビとして活躍するスリムクラブの真栄田賢が、「7年ぶりですよ」と当時の扮装で登場。本作の主人公であるフランケンシュタインについては「悲しい生い立ちを背負った哀愁を感じる」と語った。

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映画は、人知れず200年以上もさまよい続けた人造人間のアダム・フランケンシュタインが、世界征服をたくらむ悪魔と、それを阻止しようとする天使が激しい攻防を繰り広げる現代を舞台に、孤独な戦いに身を投じる姿を描く。主演は『ダークナイト』のアーロン・エッカート。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで脚本を務めたスチュアート・ビーティーがメガホンを執る。

真栄田は「4歳くらいの時に、親父が昔のフランケンシュタインを借りてきて、一緒に観た記憶がある。白黒ならではの怖さを覚えている」といい、「僕の体がデカくて、声も独特だから生まれたキャラクター。番組でフランチェンのネタが放送されると、急に営業が増えて、当時5千円だった月収が60万円になった」とフランチェン秘話も明かしていた。

この日は第1回東京国際フランケン映画祭(TIFFF)と題し、本作に加えて、フランケンシュタインが初めて映画に登場した『フランケンシュタイン』(1931年)、フランケンシュタイン、ドラキュラ、狼男という3大怪物が結集した『ヴァン・ヘルシング』(2004年)が上映された。

会場には映画に造詣が深いタレントのコトブキツカサ、現役美大生の超リアルボディーアーティストとして活動するチョウヒカルも来場。コトブキが「フランケンシュタインは作った人の名前」「実はビリビリしない」といった本作にまつわる豆知識を紹介したほか、チョウヒカルは、4時間かけてフランケンシュタインのメイクを施したスイカを披露した。

『アイ・フランケンシュタイン』
9月6日(土)より新宿バルト9ほかにて全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼