『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』より。フセインが息子に対して行った“おしおき”。

公開中の映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』の画像がこのほど公開され、男性であれば想像するのも恐ろしい“あまりに残虐なおしおき”の一部が明らかになった。

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本作は、独裁者サダム・フセインの悪名高き息子、ウダイ・フセインの影武者になることを4年間も強要されたラティフ・ヤヒア氏の手記に基づき、ウダイの残忍な行為と非道さを描いたドラマだ。

日常的に拷問や殺人を繰り返していたウダイ・フセイン。父親の肉親同然の側近をパーティの場で惨殺するなど、その残虐さはサダムから「生まれたときに殺しておけばよかった」と言わしめるほどだったという。そんな男の狂気を描いた作品だけあり、公開された場面写真も穏やかなものではない。ひとつは気に入った女性を見つけたウダイが何の迷いもなく彼女を車に拉致しようとする場面で、もうひとつはウダイの一連の残虐行為に怒り狂ったサダムが彼に“おしおき”をする場面だ。しかし、その“おしおき”が強烈で、写真には拘束されズボンを脱がされたウダイと、巨大な刀を手にウダイの“ある部分”に目をやるサダムの姿が。男性であれば想像したくもない光景だが、本作で描かれる数々の場面は実際に影武者となったヤヒア氏曰く「実際にあった残虐行為よりも抑えめに描かれている」という。

ウダイの飽くことなき狂気に寄り添い、生死を選ぶ自由さえ許されなかった男が見た闇に迫った映画『デビルズ・ダブル…』は、強烈な残虐描写を交えながら、“目をそむけてはならない歴史の真実”を描いているのではないだろうか。

『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』
公開中