「IFA2014」ハイレゾのビッグウェーブ到来 パナソニックの「テクニクス」が復活

2014.9.11 19:47配信
プレスカンファレンスでパナソニックの小川理子Technicsブランドディレクターが老舗オーディオブランドの復活を宣言

【ドイツ・ベルリン発】近年、「オーディオ関連の出展が減ってきた」といわれていたIFAだが、今年はパナソニックやソニーがハイレゾリューション(ハイレゾ)を軸としたスケールの大きな展示を行い、オーディオ回りが再び熱く賑わった。

パナソニックは、約50年ぶりにオーディオブランド「Technics(テクニクス)」の復活を宣言。超弩級・リファレンスクラスの「R1シリーズ」とプレミアムクラスの「C700シリーズ」という二つの製品群をお披露目した。それぞれ年内に欧州市場に展開するほか、日本市場への投入も期待される。

パナソニックのブースでは「Technics」の試作機の音を聴くことができる特別試聴室を設置。タイムテーブルごとに区切ったデモンストレーションに、大勢の来場者が列をつくった。ドイツの高級オーディオ愛好者が、「Technics」に寄せる関心の高さを肌で感じることができた。

昨年のIFAでハイレゾへの全力投球を宣言したソニーは、ポータブル系のハイレゾ対応製品を中心に発表・展示した。

注目は、ポータブルデジタルオーディオプレーヤーの「ウォークマン」に加わる新しいハイレジ対応のラインアップ「NWZ-A15」だ。すでに上位モデルの「ZX1」と「F880」を発売して成功を収めているが、新たに投入する「Aシリーズ」は、16GBのメモリを内蔵するモデルで200ユーロ後半ほどの価格。普及価格帯の「Aシリーズ」で、ハイレゾユーザーの拡大を狙う。

「ウォークマン」のブースでは、ハイエンドモデルの「ZX1」に同じ楽曲をハイレゾとMP3で収録して、それぞれをスイッチしながら音の違いを聴き比べられるように工夫を凝らしたデモンストレーションを行っていた。

いわゆるHi-Fiピュアオーディオの展示も、活気が戻ってきた印象を受けた。パイオニアやオンキヨーなどの日本のオーディオメーカーは、ネットワークやUSB経由でのハイレゾオーディオ再生に対応する最新の単品コンポーネントを出品していた。

特徴は、高級価格帯からスピーカーの組み合わせも丸ごと提案するセットオーディオまで、ハイレゾ対応のホームオーディオがますます多様性をみせてきたこと。それぞれの価格帯で、ハイレゾ対応が付加価値になっていくことを期待したい。(オーディオ・ビジュアルライター 山本 敦)

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