斎藤工

第7回したまちコメディ映画祭in台東が12日に開幕。翌13日、浅草公会堂にて『西遊記~はじまりのはじまり~』がオープニング特別招待作品として上映され、したコメ総合プロデューサーのいとうせいこうと、同チーフディレクターの大場しょう太が登壇。ゲストに日本語吹き替え版にて、のちに三蔵法師となる若き妖怪ハンターの主人公・玄奘(げんじょう)役の声優を務める斎藤工が姿を見せた。

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佳境を迎えているTVドラマ『昼顔』で注目を浴びている斎藤は、その内容にかけて自ら「不倫、真っ最中です」と挨拶。『西遊記』の三蔵法師、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の4人が出会うまでをオリジナルストーリーで描く、本作のメガホンをとったチャウ・シンチー(『少林サッカー』)のことは昔からファンだと語り、「あまりにおもしろくて自分がボイスキャストをやることを忘れて観てしまいました。進化したチャウ・シンチーですね!」と興奮気味で、彼の作品に出られるなら「脱ぎます」と宣言。

また途中、チャウ・シンチーからのビデオメッセージが流れると、スクリーン前にあった映画のポスターパネルを進んではけ、退場時にも同パネルを抱えて袖に下がるなど、気配り上手な一面を見せていた。

なお明日には、製作にも意欲的な斎藤の監督作『バランサー』が、特別招待作品として上映される。この選定に「自ら脚本を売り込んで」いたことを明かした斎藤。「いや、おもしろかったよ」と感想を伝えたいとうから、「今後は斎藤くんに、この映画祭の運営側に携わってもらいたいね」と告げられると、「こういう地域と距離感の近い映画祭っていいですよね」と笑顔に。「来年は、前座で側転します」と応じた。

第7回したまちコメディ映画祭in台東
9月16日(火)まで開催中

『西遊記~はじまりのはじまり~』
11月21日(金)TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー

取材・文・写真:望月ふみ