『きみに読む物語』などの原作者として知られる大人気恋愛小説作家、ニコラス・スパークスの小説を映画化した『The Best of Me(原題)』が、先週末に北米公開され、彼の映画化作品には珍しくガッカリする数字に終わった。

公開初週末の売り上げは1000万ドル強。ひとつ前の『セイフ ヘイヴン』の2100万ドルの半分にも達していない。また2010年の『親愛なるきみへ』のオープニング成績は3240万ドルだった。スパークスの小説は、『きみに読む物語』『ラスト・ソング』『一枚のめぐり逢い』など、これまでに9作が映画化されている。中でも最高の北米興行成績をもつのは『きみに読む物語』だ。

『The Best of Me(原題)』の主演はジェームズ・マースデンとミシェル・モナハン。もともとはポール・ウォーカーが主演するはずだったが、昨年11月の事故死を受け、撮影開始直前にマースデンが代わりに引き受けた。

文:猿渡由紀