『マップ・トゥ・ザ・スターズ』 (C) 2014 Starmaps Productions Inc./Integral Film GmbH

鬼才デイヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作『マップ・トゥ・ザ・スターズ』の予告編映像が公開になった。ハリウッドで暮すセレブ一家の崩壊を描いた作品で、ジュリアン・ムーアが今年のカンヌ映画祭で最優秀女優賞に輝くなどすでに高い評価を集めている。

予告編映像

『イースタン・プロミス』や『コズモポリス』など独創的な映像世界を描き出し、全世界に熱狂的なファンをもつクローネンバーグが初めてアメリカのハリウッドで、元リムジン運転手だった脚本家の実体験を基に撮影したのが、新作『マップ・トゥ・ザ・スターズ』だ。主人公はハリウッドで暮すセレブな一家、ワイス家で、セレブ相手のセラピストをしている父を筆頭に、ステージママの母、名子役として人気の息子が優雅に暮している。しかし、ある時、フロリダの施設に入れられていたワイス家の長女がハリウッドに戻ってきたことで、一家の歯車が狂い始める。

カンヌで賞賛を集めたムーアをはじめ、ミア・ワシコウスカ、ジョン・キューザック、ロバート・パティンソンら豪華キャストが共演。名声に酔い、名声にとりつかれてしまった者たちが直面する悪夢のようなドラマを風刺を交えて描いており、カンヌだけでなく他の映画祭、映画賞でも候補入りが有力視されている。

『マップ・トゥ・ザ・スターズ』
12月20日(土)、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー