自動配送ロボットのイメージ

SNS media&consulting、ヒトメディア、その他個人投資家からの出資によって、自動運転技術を駆使した配送ロボットの開発を行うHakobotが今年5月に設立。アドバイザーに、ライブドアの元代表取締役CEOの堀江貴文氏が就任した。

実業家の堀江氏は、SNS media&consultingのファウンダーを務め、現在はロケットエンジンの開発や、グルメアプリ「テリヤキ」、コミュニケーションアプリ「755」のプロデュース、予防医療普及協会としての活動など、幅広く活躍している。

Hakobotが早期の市場参入を目指して開発を進めている自動配送ロボットは、GPSなどの位置情報を利用して自身の位置を認識すると同時に、センサや画像認識などで周囲を把握し、配送のラストワンマイルを埋める。試作品が完成し次第、あらゆる場面・環境で正常に動作するか確認するため、環境の異なるさまざまな場所で実証実験を行う予定。

インターネットの普及や地方での人口減少、高齢化によるオンラインショッピングの利用増大によって、宅配便の配達量が増し、運送業界は人手不足や労働環境の悪化が問題になっている。ロボットの導入によってそうした配送業務の効率化を目指し、特に今後さまざまな問題が顕在化してくると思われる「地方」(宮崎県宮崎市)に設立した。