恋人は待っていてもやってこない! 60歳”恋活”女性が結果、1000人超の男性からアプローチされた秘訣

現在公開中の『私の恋活ダイアリー』は、離婚歴ありの60歳の女性の18ヶ月にわたる“恋活”の一部始終を記録したドキュメンタリー。『ブリジッド・ジョーンズの日記』よりも『セックス・アンド・ザ・シティ』よりもずっとリアルで切実で赤裸々なその“最愛のパートナー探し”リポートは、男性も女性も無視できない、日本で話題となっている“婚活”のヒントが満載だ。

 

『私の恋活ダイアリー』© 2010all rights reserved to Nili Tal
“婚活”という言葉がメディアを賑わすようになってどれぐらいが経つだろう? 

いずれにしてもこの言葉が定着したということは、日本において関心事になっていることは間違いない。さらにこの現象は超高齢化が進む今、社会問題となっている孤独死や介護とも無関係ではないだろう。

でも、これはどうやら日本だけの特殊な事情ではないかもしれない。

映画『私の恋活ダイアリー』は、そんなことを思わせる。果たして、ほんとうのところはどうなのか? 自らの恋活の一部始終を自撮で記録し発表したニリ・タル監督に取材。イスラエルから日本にやってきた彼女に同国の“恋活”事情を聞いた。

恋人は待っていてもやってこない

話に入る前にまずはニリ・タル監督の波乱万丈な恋愛遍歴を紹介したい。

初めて結婚したのは1965年のこと。その後、同じ男性と結婚と離婚を3回も(!)繰り返す。その間、子供をふたりもうけ、現在は8人のかわいい孫をもつおばあちゃんでもある。そんな彼女が60歳で新たなパートナー探しを始めたのは、ある夜がきっかけだった。

 

”恋活”取材に答えてくれたニリ・タリ監督

「10年以上、何の不自由もなく独り暮らしをしてきたのだけれど、ある晩、ひとりベッドにいたらもう耐え難いぐらいの“孤独”が押し寄せてきたの。次の瞬間には、こう思いました。“このままひとりで生きていく人生なんて虚しい”って。私と同年代で独り身の人って、けっこうこういう気持ちに襲われることってあるんじゃないかしら。で、私は思い立ったら即行動に起こすタイプだから、すぐに恋活サイトの存在を知って登録したの」

出逢いを求めてありとあらゆる“恋活サイト”に登録した彼女だが、当初、返事は誰からもただの一通もこなかった。

「待てど暮らせど、誰からもアプローチがない。やっぱり60歳で新たな恋人探しは難しいのかなと、ちょっと落ち込んだわ(苦笑)。ただ、これは自分の職業柄もあって気づいたの。こういうサイトでは“何かコツがあるんだろうな”って」

職業柄と出たが実は彼女、新聞記者を経て、TV局のレポーター兼ディレクターとして活躍。現在は自身のプロダクションを立ち上げて映像作家として活動する、いわゆるマスコミを渡り歩いてきた。

「長年、メディアにいるからどこか私は物事を客観的にみる癖があるの。で、返事がこない理由を考えたとき、男性の目線に立っていなかったことに気づいた。今となっては解るんだけど、載せた写真が真面目すぎ。私自身はすごく自分らしいお気に入りの1枚だった。ただ、経歴と合わせてみるとバリバリのキャリア・ウーマンで男勝りといった印象を与える。まあ、実際にそうなんだけど(笑)。これだと男性はやっぱりちょっと躊躇するわよね。私が男でもためらうと思う」

セクシー写真で勝負! 結果、1320人の男からアプローチ

そこで彼女は方向転換。ミニスカートでシャツの胸元のボタンを2つ外したちょっとだけセクシーな写真を載せたところ、瞬く間に20代から60代までの男性からメールが押し寄せる。その数、なんと1320人!

 

映画の英語タイトルは英題:『Sixty and the City』!

 「いままでのことが嘘のようだったわ。直接会うにしても、写真であっても、やっぱりファースト・インプレッションは大事ということね。これは“恋活”を始めようとしている人へのひとつアドバイスになるかも」

ただ、この手のひら返しのような反応で、男性不信にはならなかったのだろうか?

「それはないわ。こういうものよ(笑)。私のマーケティングが甘かったというか。むしろ相手が何を求めているのかわかったからよかったわ」

実はこの反応が作品にするきっかけになったそうだ。

「サイトに登録してみて、自分と同世代でどれだけ多くの人が出会いを求めていて、パートナーを探しているのか初めてわかったの。登録するまでは、こんな状況があるなんてまったく知らなかった。それでイスラエルだけのことかと思ったら、英語圏のサイトを見ても、フランスのサイトを見ても、スペイン語圏のサイトをみても、同じような状況で。しかも、私のところに20代の男性から連絡がきたように、あらゆる年齢層の人が出会いを求めている可能性を否定できない。そう考えると、これは世界の現実なんじゃないかなと。で、長年ドキュメンタリーを作ってきた人間としてはこう思ったの。“記録しておかなければならないのではないか”って。始めたきっかけはあくまでプライベートで、作品にするつもりなんて微塵もなかったんだけど」

 

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