ミュージカル『アニー』会見より ミュージカル『アニー』会見より

今年で27年目を迎えるミュージカル『アニー』の制作発表が1月31日に都内で行われ、アニー役をはじめとする28人の子どもたちと主要キャストが一堂に会した。

ミュージカル『アニー』チケット情報

約9000人の中からアニー役に選ばれたのは、松田亜美(11)と菊池愛(12)。司会者の呼びかけに「はーい!」と元気いっぱいの返事でステージに登場したふたりは、「観てくれた人がみんな元気になれて、もう一度観たいねって言ってもらえるような舞台にしたいです」(松田)、「観に来てくれた人が明るい気持ちになれるような元気なアニーになりたいです」(菊池)とハキハキと意気込みを話した。

7年連続で大富豪ウォーバックス役を演じる目黒祐樹は、「ラッキーセブンの年で気合が入っております。全員で力を合わせてステキな作品になるように全力を尽くしたい」と力強くコメント。ウォーバックスの秘書グレースを昨年に引き続き務める元宝塚月組トップスターの彩輝なおは、「今年も元気でかわいい子どもたちのパワーを借りて、愛と夢と勇気をお届けできるように、心を込めて演じたいと思います」と語った。

子どもたちをいじめる孤児院の院長ハニガンを演じる松本明子は、デビュー30年目にして初のミュージカル。「身の引き締まる思いです。でも楽しんで、体当たりでがんばっていきたいと思います」と緊張気味に答えた。ハニガンの弟ルースター役の松田賢二は、「子どもたちのかわいさに負けないような、かわいいルースターを演じていきたいと思います(笑)」と話し、会場を沸かせた。2000年にアニー役で出演した垣内彩未は、今回、ルースターとともに悪巧みを企てるリリーを演じる。「12年経ってこのアニーに出られることを嬉しく思っております。これから一緒に出る子どもたちが、将来リリー役をやりたいと思ってもらえるように演じられたらと思います」と語った。

最後にこの日の登壇者全員でアニーの代表曲『トゥモロー』を披露。子どもたちと一緒に歌ったキャストたちは、「誰もが知ってるポピュラーな名曲。歌っていて胸が熱くなりました」(松本)、「アニーよりもかわいく歌ったつもりです(笑)」(松田)、「子どものときは高い声も出せたんですけど、今歌ったら厳しかったので一生懸命練習したいと思います」(垣内)と話した。アニーのふたりは、「少し緊張したんですけど、楽しく歌えてよかったです」(松田)「大好きな歌を気持ちよく歌えたのでよかったです」(菊池)と笑顔で感想を述べた。

ミュージカル『アニー』は、4月28日(土)から5月13日(日)に東京・青山劇場にて上演。チケットは2月4日(土)に一般発売される。なお、8月より仙台、大阪、名古屋、富山での上演も決定し、全国に元気を届ける。

取材・文:門宏