『君が生きた証』(C)2014 Rudderless Productions LLC. All Rights Reserved.

『ファーゴ』や『マグノリア』などで知られる名優ウィリアム・H・メイシーが初監督を務めた感動作『君が生きた証』が2月21日(土)に公開される前に、観客が入場料を決める先行上映が行われることが決定した。

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先行上映は1月30日(金)と、2月6日(金)、13日(金)の21時10分からヒューマントラストシネマ有楽町で行われ、観客は本作を全編観賞し、上映終了後に簡単なアンケートに回答した後に自分で料金を決定する。これまでも数々の割引サービスやキャッシュバックの試みはあったが、劇場公開作品の料金を観客が決定するサービスは異例だ。なお、各回とも上映当日の17時から劇場でチケットを発券し、満席になり次第、終了になる。

ヒューマントラストシネマ有楽町を運営する東京テアトル株式会社映像事業部の西澤彰弘編成部長は「良質でも公開規模が小さい洋画市場については年々、興行が厳しくなっています。そういった中で、観てもらえれば『面白い』と思ってもらえるようなお勧めの作品でも、人知れず埋もれてしまうという現状がありました。そこで、多くの人に作品を知ってもらい、映画を観てもらう新たな方法を模索する中で、配給会社とも相談の上、今回、内容に絶対の自信がある『君が生きた証』を“観客が入場料金を決めてもらう”という形で先行上映を実施することにし、一人でも多くの方に本作品に興味を持ってもらう為の話題作りになればと思っています」とコメントしている。

本作は、銃乱射事件で息子を失い、息子の遺した楽曲を歌い継ごうとする父親と、その歌に魅了されたミュージシャン志望の青年の成長を描いたもので、『ビッグ・フィッシュ』のビリー・クラダップが主演を務め、アントン・イェルチン、セレーナ・ゴメスが共演する。

『君が生きた証』
2月21日(土)より全国公開