『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』(C)2014 Twentieth Century Fox Film Corporation

博物館の展示物が真夜中に動きだし、大騒動を繰り広げるアドベンチャー大作の最終章『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』に先ごろこの世を去った名優ロビン・ウィリアムズが出演している。彼はシリーズ1作目からセオドア・ルーズベルトを演じており、監督やキャストたちは会見などで繰り返し、ウィリアムズとの思い出や撮影時のエピソードを語っている。

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本作の舞台はニューヨーク自然博物館。ここには展示物を動かす不思議な石版があり、夜に見学者がいなくなると展示物たちは館内を自由に動き回っている。しかし、その石版に異変が発生。ベン・スティラー演じる警備員のラリーは、異変の謎を解くべく、仲間や息子のニックと共にイギリスの大英博物館へと向かう。ウィリアムズが演じているのは博物館に展示されているセオドア・ルーズベルトの人形で、いつもラリーを見守り、様々なアドバイスを与えてきた。

毎作、観客を笑顔にさせ、安心させてきたウィリアムズの存在は、主演のスティラーにとっても大きかったようだ。「僕はロビンと共演できることを、当たり前に思ったことはなかった。僕はずっと彼の大ファンで、彼と共演する機会は、このシリーズでしかなかったので、彼と共演するたびに興奮した。彼はとても寛大で、心優しく、誰もが同等であると感じさせてくれた。だから、彼と一緒に時を過ごし、共演できたというのはとても光栄だった。映画として残るというのは良いものだけれど、個人的にはそういった彼との体験こそが、この映画から得られたものだったね」。スティラーもアメリカ映画界ではトップ・クラスのコメディ俳優だが、そんな彼が興奮する存在、それがウィリアムズだ。

シリーズ全作でメガホンをとったショーン・レヴィ監督もウィリアムズには全幅の信頼を寄せていたようで「俳優たちはみんな、才能豊かであるだけでなく、“遊び心”を持ってセットにやってくる。このようなシリーズには必要なことなんだ。もちろんその中にはロビン・ウィリアムズも入っており、彼は中でも中心となるメンバーだった」と振り返る。

最新作でもルーズベルトは主要キャラクターとして登場しており、シリーズ最後の大冒険でも重要な役割を果たすことになりそうだ。

『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』
3月20日(金) 全国ロードショー