『アメイジング・スパイダーマン』場面写真

人気ヒーローの活躍を新キャスト・スタッフと新解釈で描く『アメイジング・スパイダーマン』。6月30日(土)から世界に先がけて日本で公開される本作の先行イベントが世界11ヵ国で同日開催され、日本の会場にも多くのファンが集まった。

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今回のイベントは、スタッフやキャストたちの「まずはファンの皆さんに新しい『スパイダーマン』の映像を観てほしい」という想いから企画されたもの。アメリカ、フランス、ドイツ、スペイン、ロシアなど世界11ヵ国13都市で同日に行われるという世界規模のプロモーションで、L.A.やニューヨーク、ロンドンの会場にはアンドリュー・ガーフィールドら出演者も駆けつけた。日本の会場には、特別キャンペーンサイトから応募したファン、約80名が集結。男性客だけでなく若い女性客も半数近くを占めており、本作の幅広い客層への人気がうかがえた。

イベントの目玉となったのは、3Dによる最新予告編映像と、8分30秒に及ぶ特別映像(2D)の上映。特に3Dの予告編映像はこの場でのみ上映される特別バージョンということで、上映後には満場の拍手が。2002年から3作品が作られ人気を博した『スパイダーマン』シリーズも3Dとなるのはこれが初めてだが、やはりニューヨークの高層ビル群の間を縦横無尽にスパイダーマンが跳び回る様子は3Dとの相性が抜群。近年増え続ける3D映画の中でも、その効果を特に強く感じられる作品になりそうだ。また、映像の中には、『(500)日のサマー』を手掛けたマーク・ウェブ監督らしい、主人公ピーター・パーカーとヒロインとの淡い青春映画のようなやりとりや、本作の悪役となるトカゲ姿の怪人"リザード"が街を破壊するアクションシーンも盛り込まれ、新生『スパイダーマン』の特徴が垣間見えた。

さらに特別映像の上映後には、アメコミに精通したライター・杉山すぴ豊氏によるトークショーが行われ、「今回のピーターは痩せっぽち。痩せっぽちでもヒーローになれることが強調されていて、一方の悪役リザードはとてもマッチョ」「原作コミック同様、スパイダーマンの軽口が得意なところが描かれている」など通ならではの解説が。"3D""ドラマ""スペクタクル"と大いに期待を抱かせる先行映像の内容に、日本のファンたちも大満足だったようだ。

『アメイジング・スパイダーマン』

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