オープン戦が後半戦へと突入し、各球団の主力たちが開幕を睨み調整を進める中、プロ野球日本代表・侍ジャパンが強化試合に臨む。3月10日(火)・11日(水)・東京ドームで欧州代表を迎え、『GLOBAL BASEBALL MATCH 2015』に挑むのだ。

GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 チケット情報

小久保裕紀監督が「内川(聖一)、糸井(嘉男)、マエケン(前田健太)など力が分かっている選手は今回選ばず、若い選手にチャンスを与えようという思いで選ばせてもらいました」と語るように、松井裕樹(楽天)や又吉克樹(中日)ら2年目の選手を初選出した。もちろん、年齢で選んでいるわけではない。キャプテンの捕手・嶋基宏(楽天)や四番・中田翔(日本ハム)、昨年の日米野球で指揮官が期待する選手に挙げた柳田悠岐(ソフトバンク)、山田哲人(ヤクルト)も選出されている。今回、小久保監督は期待するプレイヤーに坂本勇人(巨人)の名前を挙げた。「期待しているのは巨人でもキャプテンになった坂本。原(辰徳)監督もおっしゃっていましたが、ここ1、2年の成績は彼が持っているものからは満足いくものではないと。彼には代表も引っ張って行ってほしい」とエールを送った。

開幕前の難しい時期にある強化試合となるが、指揮官は「3月に召集するのは初めて。しっかりした形でチームへ戻せるよう準備したい」とキッパリ。また、11月に開催される『プレミア12』に向けて、重要な試金石となると語る。「プレミア12の絶好の強化試合を組めた。選手たちもその気で準備してほしい」と注文をつけた。

また、初召集組の松井と又吉、小久保監督のもとでは初めて選出された大島洋平(中日)は以下の通り、意気込みを語った。

「野球選手なら誰もがあこがれる代表に選ばれて光栄。自分の持ち味は真っ直ぐと変化球で三振が取れるところ。真っ向勝負をして三振を取りたい」(松井)
「初めて代表で野球ができることを光栄に思う。2日間で盗めるものはすべて盗みたい。小久保監督に成績で恩返ししたい」(又吉)
「選んでいただいて名誉あること。プロ野球選手の代表として恥じないプレーをしたい。なかなか普段できない経験の中で何かひとつでもいいことを得て帰りたい」(大島)


侍ジャパンの2015シーズンは、3月10日(火)にスタートを切る。チケット発売中。