フランク・ワイルドホーン、和央ようか フランク・ワイルドホーン、和央ようか

『ジキル&ハイド』など、日本でも人気の高いブロードウェイの作曲家、フランク・ワイルドホーンのコンサート『フランク・ワイルドホーン&フレンズ ジャパンツアー』が12月に東京・大阪で開催される。このコンサートには、ブロードウェイやヨーロッパで活躍する名だたるミュージカルスターが出演する。加えて元宝塚宙組トップスターであり、ワイルドホーンの婚約者でもある和央ようかの出演も決定。3月25日、都内にてその記者会見が行われた。

日本でも『ジキル&ハイド』をはじめ、ワイルドホーンの手掛けた作品は『スカーレット ピンパーネル』『ドラキュラ』『シラノ』『MITSUKO』等々数多く上演されており、4月には新作『デスノート THE MUSICAL』も開幕。そんな彼の美しい楽曲の数々を、豪華キャストが歌う至福のコンサートだ。キャストもヨーロッパで数々のタイトルロールを務めているトーマス・ボルヒャートや、『スカーレット ピンパーネル』のオリジナルキャストでありブロードウェイで活躍中のダグラス・シルズらが来日。この会見にはトーマスが来日して出席したが、「フランクの曲はとても特別。彼の曲を歌うということは、歌手にとって、まるで飛び立つための翼をもらったようで、歌うと天に舞う気分になります」とその音楽の魅力を語る。すでに海外で『フランク・ワイルドホーン&フレンズ』のステージには立っているが「作曲家は普通は舞台裏でショーを見守りますが、彼は一緒にステージにあがって、しかも自らピアノを弾いてくれる。まさしくこのタイトルのように、友人が集まってショーを作っているようなステージです」と話した。

会見では和央の口から「12月にはフィアンセから妻に変わって舞台に立ちたいと思っている」「夏には挙式を」という発言が出たことから、ふたりの結婚や新生活について話題が集中。ワイルドホーンが初めて宝塚に音楽を書き下ろした、和央の退団公演『NEVER SAY GOODBYE』が出会いのきっかけだったが「その時は、将来自分の伴侶となる女性のために曲を書いているという認識はありませんでしたが、(ふたりの出会いは)ミュージカルにしたいような素晴らしいストーリー」とワイルドホーン。「彼女は私のミューズ」「彼女は日本のオードリー・ヘップバーンだと思っています。すごく優雅なんです」とベタぼれの様子で、12月のコンサートで彼女へ新曲を書き下ろすプランもあることも明かした。

公演は12月23日(水・祝)に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、12月26日(土)・27日(日)に東京・東急シアターオーブにて。チケットは8月1日(土)に一般発売を予定している。