中鶴隆彰(サントリーサンゴリアス) (C)F.SANO 中鶴隆彰(サントリーサンゴリアス) (C)F.SANO

先週末開幕した新たな試みの『ジャパンラグビー トップリーグカップ 2018-2019』。若手に実戦経験を積む機会とする指揮官や12月の順位決定戦を睨み戦術を試す監督・ヘッドコーチ、または残っているメンバーの中でベストの布陣を組み、ひたすら初代カップ戦王者をターゲットにするチームなど、各チームともこの貴重なカップ戦の場を有効活用している。

それぞれのクラブの思惑がぶつかり合う『トップリーグカップ』の第2節が今週末全国各地で開催される。プールAでは第1節・Hondaに55-0で大勝したサントリーと、NTTコミュニケーションズに24-52と屈したリコーが激突。『トップリーグカップ』に向けて、両指揮官は「若手主体で戦う」(サントリー・沢木敬介監督)、「リーグ戦での出場機会が少なかった選手にチャンスを与える」(リコー・神鳥裕之監督)と語っていたが、レッドカンファレンス2位・サントリー、ホワイトカンファレンス4位・リコーはともに、ある程度12月の順位決定戦を見据えたメンバー構成で臨む。

試合登録メンバーは以下の通り。
【リコー】
1眞壁貴男、2森雄基、3大川創太郎、4ジェイコブ・スキーン、5ブロードハースト マイケル、6エリオット・ディクソン、7武者大輔、8松橋周平、9高橋敏也、10ロビー・ロビンソン、11小松大祐、12濱野大輔、13ティム・ベイトマン、14渡邊昌紀、15ブライス・ヘガティ、16芳野寛、17辻井健太、18千葉太一、19柳川大樹、20コリン・ボーク、21山本昌太、22牧田旦、23松本悠介
【サントリー】
1森川由起乙、2中村駿太、3垣永真之介、4ジョー・ウィーラー、5真壁伸弥、6ジョーダン・スマイラー、7クリス・アルコック、8桶谷宗汰、9マット・ルーカス、10マット・ギタウ、11長友泰憲、12竹本竜太郎、13村田大志、14中鶴隆彰、15尾崎晟也、16北出卓也、17金井健雄、18セミセ・タラカイ、19飯野晃司、20小澤直輝、21芦田一顕、22田村煕、23竹下祥平

『トップリーグ』3連覇を果たすためにこれからギアを1段も2段も上げていきたいサントリーと、4勝3敗ながらリーグ戦第6節でパナソニックを26-17で破るなどダークホースの片鱗を見せたリコー。今週末のリコー×サントリーから、12月の順位決定トーナメントの戦い模様がおぼろげながら見えてくることだろう。

『ジャパンラグビー トップリーグカップ 2018-2019』プールA第2節・リコー×サントリーは11月17日(土)・ニッパツ三ツ沢競技場にてキックオフ。チケット発売中。また、12月1日(土)にスタートする『ジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019』順位決定戦のチケットは11月17日(土)午前10時より一般発売開始。