昌子源(鹿島アントラーズ) (c)J.LEAGUE 昌子源(鹿島アントラーズ) (c)J.LEAGUE

鹿島アントラーズの勝負の12月がいよいよ始まる。12月1日(土)の『明治安田生命J1リーグ』最終節・サガン鳥栖戦を皮切りに5日(水)の『天皇杯』準決勝・浦和レッズ戦、勝ち上がれば9日(日)に決勝が控える。さらにUAEへ飛び、『クラブワールドカップ』が待っている。15日(土)に北中米カリブ王者のグアダラハラ(メキシコ)との準々決勝、難敵をクリアすれば19日(水)には欧州王者レアル・マドリード(スペイン)との準決勝がラインナップされている。2年前の『クラブW杯』決勝のリベンジを果たせば22日(土)・決勝、敗れても同日の3位決定戦と続く。最大22日間で6試合という過酷な大勝負が始まろうとしているのだ。

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いち早く『ACL 2019』出場を決めたい鹿島にとって、勝利が求められる戦いが続く。『明治安田J1』で鹿島は16勝7分10敗・勝点55の3位に位置する。ライバルは17勝5分11敗・勝点56の2位・サンフレッチェ広島と15勝9分9敗・勝点54の4位・北海道コンサドーレ札幌だ。最終節に札幌×広島の直接対決が組まれているが、鹿島が他会場の結果を気にすることはないだろう。3位までが手にする『ACL 2019』のキップを確実なものにするために、最終節でも勝利を追い求めるはずだ。前節終了後、大岩剛監督も「ホームでやる最終節なのでしっかり勝って、ひとつでも順位を上げたい」とキッパリ。

この最終節の相手が厄介だ。鳥栖は10勝10分13敗・勝点40の15位と残留争いの只中にいて、モチベーションは高い。しかも直近4試合を3勝1分と好調である。4戦2発のフェルナンド・トーレス、古巣相手に燃えているFW金崎夢生もいる。リーグ戦3連勝中の鹿島と言えども、容易な相手ではない。

リーグ戦で『ACL』へのキップを手にしたとしても、鹿島は『天皇杯』を狙いに行くことだろう。準決勝の舞台は茨城県立カシマサッカースタジアムである。しかも相手は浦和レッズだ。ホームで敗れ去るわけにはいかない。12月9日(日)・埼玉スタジアム2002でベガルタ仙台×モンテディオ山形の勝者をキッチリ下し、2年ぶり6度目の『天皇杯』優勝を決める青写真を描いている。

そして、『クラブW杯』については言うまでもない。選手たちは2年前の準優勝を喜びではなく、悔しさと記憶している。鹿島は本気で世界一になろうとしている。獲得タイトルを22冠まで増やすつもりだ。来年1月にフランス・トゥールーズへの移籍が濃厚なCB昌子源も世界一の称号を置き土産にしようと目論む。

『明治安田』第34節・鹿島×鳥栖は12月1日(土)・カシマスタジアムでキックオフ。当日はメインスタンド側2階コンコースで『ACL 2018』優勝トロフィーを展示する。チケット発売中。