音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』 音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』

8月10日(月)より、東京・Bunkamuraオーチャードホールで音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』が上演。同作で主演を務めるKAT-TUNの亀梨和也がインタビューに答えた。

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同作は、劇作家の寺山修司が1963年に書いた戯曲を、蜷川幸雄が演出。1960年代、高度成長に躍る日本を舞台に、個性的なスラムの住人たちのドタバタの中で、反体制の視点を象徴的に描いた作品。亀梨は、正義と現実の狭間で苦悩する青年、賢治役を務める。

亀梨は「これまではジャニーズの独特のカルチャーの中、台本、演出、キャスティングもジャニーさんと一緒に作り上げるという、そこでしかやれない絶対的な世界観でやっていました。なので、今回のような、ステージに立つことに特化したポジションに興味があったので、お声掛けいただいたのは本当にありがたいです」とコメント。

今回、蜷川演出の舞台に初めて出演する亀梨。蜷川への印象については「初めてお会いしたのは16歳ぐらいの頃、ジャニーさんから紹介されたんです。蜷川さんが“今度ぜひ一緒に”と言ってくださって、そしたらジャニーさんが“そっちには渡さないよ!”って(笑)」とエピソードを明かした。厳しいことで知られる蜷川演出だが、「蜷川さんだからと言って萎縮せずに、これまで自分が培ってきた所を出せれば良いなと思います。ただ、せっかく新しい環境でやらせてもらえるので、自分で枠にハメてしまうという事はせずに、今までの経験と、新しい事、どちらも消化できればと思っています」と意気込んだ。

自身が務める賢治という役の印象については「まだ台本を読んだだけなので自分の中のイメージですが、純粋と不器用という言葉が浮かびました。凄く個性があるという役ではなくて、周りの方のほうが個性は強いですね(笑)」と分析。

また、台本を読み進めるうちに寺山修司の言葉に惹かれたという亀梨。「歌を歌うパートが多いのですが、歌ってみて“あ、歌だからこの言葉を使っていたのか”と気づかされる事が多々あった。セリフにも、その時代に生きた人しか出せない言葉使いの生々しさが伝わってくる」と語った。

最後に意気込みを聞かれると「様々な意見が出る芝居だと思うので、まずは観ていただきたいですね。いつも応援してくださる方にはこのお芝居に限らずなんですが、コンサートで声援を受けている亀梨和也とはまた違った側面を見られる、という事を楽しみにしていただければと思います」と語った。

音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』は8月10日(月)から30日(日)まで、東京・Bunkamuraオーチャードホール、9月4日(金)から13日(日)まで、大阪・オリックス劇場で上演。東京公演はチケットぴあにて5月20日(水)昼11時から24日(日)午後11時59分まで、1次電話先行抽選のエントリーを受付。受付電話番号は0570-02-9975。抽選結果は5月26日(火)昼12時から29日(金)午後1時まで同電話番号にて確認可能。